美人YouTuberとして知られるサキ吉さんだけど、じつはアイシングクッキー認定講師の資格を持っていたり、学生時代は偏差値も高かったりとまさに才色兼備!でも、一体いつから何がキッカケで人気インフルエンサーに?サキ吉さんにこれまでの苦労と努力を余すことなく語ってもらいました♥
いろんな顔をお持ちのサキ吉さんですが、有名になるまでの道のりを教えてください!
最初はインスタも人より始めるのが遅くて、いちばん始めは鍵をかけて100人以下のフォロワーでやってたんですよ。そのときアイシングクッキーの講師をやってて、友達にこれを発信したらもっとお客さんとか生徒さん集まるかもよって言われて、全体公開で写真を上げ始めて。そのときアイシングクッキーだけじゃ食べていけなくて、知り合いの美容室でサロンモデルのバイトをやってて、その作品をインスタに上げるようにしたら、フォロワー数もばっと伸びたんです。それで5万人くらいになってから、ふだんからお仕事をもらってた代理店さんにYouTube始めてみないかって声をかけられて。でも私そのときはYouTubeをちゃんと見たこともなくて、ほんとに調べものするときに見るくらいだったんですよ。有名YouTuberさんのYouTubeも見たことなくて、でもそこから必死に学び始めて、編集も勉強しました。
最初は不安とかなかったですか?
何を発信していいかわからないし、今みたいにみんなYouTubeを始めるって時代ではなかったので…。3年前くらいだったので、まだ芸能人の方たちも全然やってないようなときで。なので私が始めてもどうなんだろうっていうのは最初不安でした。
そこからどうやっていちから数字を伸ばしたんですか?
最初はもういろんな人からアドバイスをもらって、人気の動画をまねっこして、完全にパクりみたいなかんじではないですけど、企画内容を参考にしたり…。でもやっぱりYouTuberの友だちをつくるのがいちばん早いなって思いました。ラファエルさんとか、有名なYouTuberさんとコラボさせてもらったり…。みきぽんさんとか、てんちむちゃんとか、ヒカルさんだったりとか、大物YouTuberさんに知り合う機会が増えて、いろいろ教えてもらってノウハウも学びつつ、みんなにYouTuberとして認識してもらえるようになりましたね。
やっぱりコラボすると伸びは全然違いますか?
違います!でも、インスタのフォロワーさんはあんまりYouTubeに興味ないらしくて、インスタグラマーがYouTubeに引っ張ってくるのってかなり難しいらしいんですよ。最初めちゃくちゃ苦労しましたね。なので、YouTubeのことはYouTubeに詳しい人に聞くのがいちばんだなって思って。
とくにだれが参考になりましたか?
美容系だと、コラボしてもらったのもあるんですけどみきぽんちゃんのをずっと見てて。あと、美容部員の和田さんとかのもめっちゃ参考になりますね。あとはだれを参考にするとかじゃないんですけど、ファッションだったらGUとかユニクロで検索して、すごい再生があがってる人気のコの動画を参考にさせてもらったりしてます。
ドッキリとかネタ系もやられてますよね。
最初は美容で攻めてたんですけど、私のYouTubeのフォロワー層って男女比が半々なんですよ。男性の方がメイク見てもおもしろくないなと思って、せっかくラファエルさんとかとも知り合ったので、ドッキリやっていこうってなって。あと、旅の動画は男女ともに楽しんでもらえるんで、そういうのもあげるようにしてます。
ジャンル的にはいちばん何系が反響大きいんですか?
でもやっぱり旅ですかね。もちろんドッキリもなんですけど。ドッキリは関連にも出るみたいなんで私のことを知らない人も見てくれたりするんですけど、ファンの方限定でいうと旅動画がけっこう人気です。ふだんインスタで載せてる旅の写真は1枚とかだけど、それをたくさん見れるのが楽しいって言ってもらえて。家のスタジオでカメラ決めて撮るより、自然な日常感があるほうが喜んでもらえますね。
動画を撮るときのこだわりポイントは?
メイク動画のときとかは、照明とかカメラはすごい大事だなと思っていて。よくあるリングライトとか。私最初はずっとiPhoneで撮ってたんですよ。今のiPhoneだったらカメラと同じくらいの画質だけど、当時のiPhoneの内カメとかだと全然画質が悪くて…。最初はパソコン、MACの編集機材とカメラと、初期投資でばーっとお金をかけました。ロケのときは手ブレしないハンディを買って、家のときは肌質とかがきれいに見える固定の一眼カメラを買って。パソコンだけで54万とかだったんで、全部合わせたら100万以上かかりましたね。人気YouTuberさんでもiPhone1台でやってますって人もいますけど、あくまでこれは自分のこだわりで、このほうが自分が盛れて見えるとか、モチベーションにつながるんで。あと、これだけお金かけたんだからやめないでがんばろうって、気合入れるためにも(笑)。
最初に苦労したことは?
最初はチャンネル登録数が全然伸びなくて…。インスタだったら簡単に1枚載せたら何千いいねとか何万いいねとかつくけど、YouTubeは6時間とか8時間かけて編集した動画でも1000回再生とか600回再生とかあって、心が何回も折れそうになりました…。需要ないのかなとか。最初はインスタのフォロワーさんが登録してくれて、1000人くらいの登録は一気にいったんですけど、1万までいくのに3~4か月とかかかりました。
編集だったりYouTubeにかける時間はどのくらいなんですか?
最近は、週2~3の更新を保てたらいいなと思ってます。週に3本出すんだったら、撮影日で3日はかかりますね。私、ため撮りができなくて。ため撮りができる方だと、1日に5本撮っちゃっうとかあるんですけど、私は1個の動画にかけちゃうんで。旅行動画も何個もつくればいいのに、1回の動画で1本だけとか。要領も悪いんですよね…。
でも逆に長時間を1本に凝縮させるのも編集が大変じゃないですか?
そうですね。編集は、カットだけで2時間はかかります。カットまでは自分でやってて、今はテロップと音楽は編集チームにしてもらってるんですけど。
モチベーションが下がってしまうときもありますか?
うらやましいなって思うのは、チームとか何人かでやってるYouTuberさん。1人じゃないから、よしやろう!ってみんなでやれるじゃないですか。私の場合1人だから、期限が決まってる案件以外のふだんの動画って、自分の自由じゃないですか、出すも出さないも。そうすると今日はテンション低いからやめようとかで、どんどん先延ばしにしちゃったりとか…。今YouTube撮ろう!ってときは頑張れるんですけど、すごい気合入れて作った動画があんまり伸びなかったりすると、へこんでYouTubeしばらく撮るのお休みしよう…って思っちゃうときもあります。
そういうときのモチベーションの保ち方は?
やっぱりファンの方からのコメントが糧になってます。1個1個見て、つけれるときはいいねつけたりして。コメントが多いとめちゃくちゃ頑張ろうと思えます!
アンチコメントとかもありますか?
YouTubeはアンチコメントも多いですね。でもけっこうアンチでも的を得た意見とかもあって、言い方はひどいんですけどアドバイスになるなって思うのはちゃんと受け止めてます。でもただ単に中傷コメントだと周りの人も見ていていい気はしないと思うんで、そういうのは非表示、削除したりはしますね。YouTubeは関連動画にも出てくるからいろんな年代の人が見るし、その分アンチコメントは増えますけど、インスタはちゃんと私のこと好きな人がコメントくれるので、インスタのほうはあまりアンチはいないです。
インスタのこだわりポイントは?
最近のこだわりは、彩度を上げてます。今まであんまりインスタの世界観とか気にしたことなくて、適当に作ったごはんとか日常の風景とか、インスタ映えを気にせずガンガン載せてたんですけど。最近友達のインスタとか見てて、めっちゃきれいじゃん!とか思うことが多くて、鮮やかに統一されるように写真の加工をこだわってます♥
なんのアプリで加工してますか?
スナップシードってやつ使ってます。あと、ピクスアートやビューティープラス。壁の色も変えたりしてます。空が曇りだったときに青くして晴れにするとか、背景にもこだわるようにしてますよ。
アイシングクッキーはいつから始めたんですか?
もともと、私大学卒業して普通に就職してOLやってたんですよ。経営コンサルの営業だったんですけど、やっぱりやりたいことじゃないからこの先に何があるんだろうって…。このままこの仕事して終わっていくのかなみたいな。モチベーションが上がらないというか、その仕事に目標がなくて。完全にお給料面だけ見て決めたから、あんまり自分に合ってなくて辞めちゃったんですよね。で、ふらふらしながらやりたいこと見つけようと思ったときに、料理関係いいなと思ったんです。私もともと料理が好きで、とくにデコレーション菓子をつくるのがすごい好きだったんですよ。その中でも、アイシングクッキーは作るのが難しいから、家で何度もチャレンジしてて。それでスクールに通い始めて、資格をとって、アイシングクッキー教室をちょこちょこやるようになったんですよ。それとサロンモデルで生きてましたね。でも今は、自宅での教室はお休みしているというか、たまにレンタルスタジオとかでやったり、あとは知り合いの子供のためとか、友達の誕生日とかに作ったりってかんじです。アイシングクッキーの作り方は、YouTubeでハウツー動画を出してます。地方の人や、手順学びたいって人にぜひ見てほしいです♥本とか見ても堅さとかがわからないから、動画で工程を見るのをおすすめします。クリームの堅さが重要なんですよね。
将来的にアイシングクッキーの先生になりたいという夢はあったんですか?
私が通ってたスクールの理事長がすごくって、こういう女性になりたいなっていうのはあったんですけど、最初は小さい教室をどんどん開いていって、それで生計立てられたらいいな、くらいでした。
メディアで活躍したい、という夢もあったんですか?
大学生のころ、読モブームってのがあって、私もちょこちょこファッション雑誌の読者モデルとして企画に呼ばれたりしてたんですよ。そのときは、芸能界いいな、モデルになりたいなぁみたいなのはあったんですけど、でもやっぱり自分の力不足で…。周りの環境も就職!みたいな流れだったので結局諦めて就職しちゃったんですけど、根本は今みたいな活動は自分の中で好きなことだしやりたかったことなんだろうなって思います。
大学のころはどんなコだったんですか?
大学のころは汚いギャルでした(笑)。就活の時期は、黒髪にして、焼くのもやめたんですけど、とにかくめっちゃギャルでした。昔からギャルが好きで、高校のときは学校が厳しかったんですけど、体育のとき日焼けオイル塗ってマラソンしたりとか(笑)。あとは髪も染めてたので黒いかつらをかぶって行ったりとか。そのときは、雑誌のeggに出てるコたちをまねしてました。だから就活のときに黒髪にするのがめっちゃ嫌でしたね。
え~それは意外な過去ですね!
高3のときにけっこう遊んじゃって、入りたい大学に入れなかったんですけど、高校のときは特進クラスに通ってて…。今だから言えるんですけど、慶応とかに入った友達とかにも、さきは頭よかったよねって、そのコより模試の成績とかも全然よかったんですよ。でも、高3で遊びにはまっちゃって。全国模試で、国語で1位になったり満点とかもとっててたんですけどね。当時ギャルサーが流行ってて、地元の山梨にもそれなりのギャルサーみたいなのがあって。そういうのに入って遊んだりとか、バンドにもはまって…。週末は東京に1時間半くらいかけて遊びに行ってました。
学校の友達もみんなギャルだったんですか?
うちのクラスにはギャルはいなくて、特進コースと何個かに棟がわかれてたんですけど、違う棟のコとよく遊んでました。先輩に目つけられたりとかもありましたね。でも高校3年間、学級委員やってたんですよ(笑)。目立つのも嫌いじゃなかったし、もともとはきはきしてて。しゃべるのはゆっくりなんですけど、まとめたりするのが好きでしたね。男子とも女子とも仲良かったんで。部活は、高校は進学コースだったんで部活もやらずにすぐ塾へ、みたいな。中学までは吹奏楽とソフトボールやってました。
勉強もできてお菓子作りも上手で…、すごいですね。
いや~でもほんとに山あり谷ありで…。仕事も辞めたときはなんのために大学行ったんだろうって落ち込んだんですけど、今となっては全部結果オーライだなって。
友達や家族の反応はどうでしたか?
家族は、親戚とかもなんですけど、希望の大学に入れなかった時点でうわー…みたいな。親はけっこう好きに生きなってタイプなんですけど、勉強に関してはあんなにやってたのに…っていうのがあって、親戚とかにもいろいろ言われて。さらに就職して仕事を辞めたときは、親には言ったけど親戚とかにはずっと隠してました。昔から勉強もできたし、親戚やおじいちゃんおばあちゃんに期待されてたから、なかなか仕事を辞めたことも言えなくて…、。飲食店とかでバイトしてたんですけど、親はもう諦めて、好きなように生きな、玉の輿にのりなさいくらいに言われました(笑)。今は、みんな応援してくれてます。YouTubeもチャンネル登録してくれたり。結果を出したからこそってかんじですよね。
今の活躍に至るまでは、いろんな迷走時期もあったんですね。じつは昔黒ギャルだったり、OLだったり、意外なギャップにも萌えます♥次回後編では、サキ吉さんの美の秘訣から気になる彼とのなれそめまで、がっつりプライベートに迫っちゃいます!
ゲストセカンドキャリア
求められる限り発信し続けたい!マルチに活動を広げるサキ吉さんが裏の努力と美への追求にかける思い‐後編‐
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