『FOURTY FIVE(フィーティーファイブ)』の姉妹店として3月にオープンした歌舞伎町『OVERTURE(オーバーチュア)』。看板を張る天乃えまさんがボーテモデルの仲間入り! キャバクラ初心者からスタートして『フォーティーファイブ』のナンバーワンに。歌舞伎町でいま一番注目されているキャバ嬢・天乃えまのシンデレラストーリーをお届けします♥
去年の3月1日に『FOURTY FIVE(フォーティーファイブ)』に入店して、今は3月にオープンした姉妹店の『OVERTURE(オーバーチュア)』に在籍しています♥ 歌舞伎町で初めて働いたお店も『フォーティーファイブ』。その前はオートサロンのコンパニオンとか、キャンギャルとか芸能っぽいことをかじってました♥
キャバクラで頑張ろうと思ったのは有名になりたかったから。身長も低くてレースクイーンと名乗れるほどでもないし、「有名になりたいなら芸能界の片隅でくすぶっているよりキャバクラを本気で頑張ったほうが夢に近づける」。そう思ってキャバ嬢に転身しました♥
水商売的には、六本木のお店にも一瞬いたことはあるんですけど、その頃はヘルプ出勤みたいな感覚。お店にも月に数回行く程度でキャリアとは言えないレベルだったから、実質的にちゃんとお仕事をしたのは『フォーティーファイブ』からです。
『フォーティーファイブ』を選んだのは、私でも知っている有名店だったからというのはもちろん、「かわいいなあ」ってずっと憧れていた愛沢えみりさんと一条響さんがいるお店だったから。ここなら間違いないって思いました。
といっても、入店できる自信は全くなくて、でもせっかくだから記念に面接だけでも受けさせてもらって店内見ておこうみたいな。だから採用してもらえたときは「奇跡が起きた!」と思いました♥
ただ、当時は歌舞伎町は全く未知の世界。ランドマークの“風林会館”も「“ふうりんかいかん”ってなに?」みたいなレベルだったので、最初の1カ月はお店にたどりつくまでが毎日大冒険。よく迷子になっていました(笑)。
「キャバクラを本気で頑張る」と言いながらも、最初の4カ月は出勤も週4だったり週5だったりバラついていて、今思えばゆるかったです。「まあ、普通にがんばってるね」くらい。それで試しに7月から出勤を週6にしてみたら、出勤日数が増えたぶん売り上げもちょっと伸びて、「あれ?」みたいな。それで8月の成績は5位に入って、頑張れば結果ってついてくるんだなって実感♥
でも、ぶっちゃけその頃は、それで満足しかけている部分もあったんですよね。「まあこのぐらいでいいのかな」っていう気持ちと、もっと頑張れるんじゃないかっていう気持ちの間で揺れているような。
そういう時期にちょうど藤澤せなちゃんの21歳のバースデーイベントがあって、それが私にとって大きな転機になりました。
せなちゃんは『フォーティーファイブ』のナンバーワンのキャストさんなんですけど、そのバースデーがすごく華やかで「せなちゃん、私よりも年下なのに、こんなすごいイベントを打ってるんだ、かっこいいなあ♥」ってめちゃくちゃ感動したんです。
私もこんなふうにイベントを打ってみたい。「せなちゃんに負けたくない。私も盛大にバースデーができるくらいのキャストになろう」って思いました。
それからの目標は「2月に自分のバースデーを成功させる」こと。出勤も週7に切り替えて連勤スタート。ちなみに今年の3月1日まで連勤は続けていました。
「盛大なバースデーイベントを打って成功させる」ことを目標に、仕切り直してスタートしたのが去年の9月の終わり。リアル誕生日は2月14日(バレンタインデー♥)なので、バースデーまではざっと4カ月ちょいくらい。「できることをできる限り頑張ろう!」っていう気持ちで毎日出勤してました♥
といっても具体的に変化があったのは週7出勤になったことくらいなんですけどね。私の中ではお酒を飲むのも気分とタイミングなので、たくさん飲むようになったということもないし、同伴やアフターも同じく気分とタイミング。
私の場合、先々に予定を立てるのが苦手なんです。予定が入っていると何となく気が重くなって気分が上がらない。その日にならなきゃそのときの気分はわからないから明日の約束もあまりしたくはなくて…。たとえそれがプライベートの遊びの予定でも入れたくない。その日の気分とタイミングで場面行動するのが好き。なので同伴の予定も少なめ。ただ、「今日、同伴しない?」とか直前に誘われるのは全然OK。というかむしろそのほうがいい♥ お仕事的なことを考えたら「先の予定を入れたくない」ってちょっと課題だなあとは思うんですけど、でも基本的にはそういう性質です。
予定を入れたくないといっても出勤は別。それは予定ではなくてベースなので。週7出勤をずーっと続けていた頃も、明日の仕事のことを考えて気が重くなることってなかったです。「眠たいな」とか、「疲れたな」とか、一瞬思うことはあっても「ダル…」と思ったことはなくて。むしろ「早くお店に行きたい」のほうに近い(笑)。行くと楽しいんですよ。みんなでわちゃわちゃしているうちに1日終わっちゃう♥
いま、ここではおしとやかに真面目に話してますけど、普段お店では全然そんなキャラじゃないんですwww はっちゃけてるし、何ならうるさいほうかも。今日のカメラマンさんは、『フォーティーファイブ』のイベントの撮影でもよく顔を合わせる方なんですけど、「今日大人しくない?どうしたの?」って言われました(笑)。
バースデーイベントは2月20日で1DAY開催。イベントの準備は担当の黒服さんと二人三脚で進めました。私も担当さんもお互い夜歴が浅くて、バースデーを打つのは今回が初。どうやって組み立てていくのかもわからなくてふたりとも手探り(笑)。
私の中では衣装もお花も看板も「こういうことがやりたい」っていうイメージがあったので、それを説明するイメージ見本をたくさん集めて、「こういうことがしたいんだけど、どうかな?」と話し合いながら。担当さんだけじゃなく、タワーをやってくれるお客様もまじえながら相談して進めていった感じです。
準備は大変でしたけど、バースデーのあとえみりさんと社長から、「キャストと従業員の2人だけでバースデーイベントを作り上げたのはえまちゃんたちが初だよ」と褒められました。頑張った甲斐がありましたね♥
「こういうことがしたい!」っていうイメージは、完全にオリジナルというわけではなくて、元ネタは一条響さんの2018年のバースデー。「響さんみたいにかっこいい花魁でバースデーがやりたい♥」と思っていたので衣装は絶対に花魁って決めていて、衣装に合わせて内装も和して…。イベントを打つことが決まってからはほぼ毎日、響さんのバースデーのインスタ写真とか見て高めてましたね♥ ちなみにエントランスにバラの花で名前の看板を作るのも響さんバースデーからそのまま使わせてもらいました。
新店『オーバーチュア』への移籍は、えみりさんと社長のほうから、バースデーが終わったあとに打診されました。「行くか行かないかは自由だけど、考えてみてほしい」と。
話を聞いた直後は、「いや、看板は…」って尻込みする気持ちも強かったけど、悩んだ結果「挑戦してみたいです」と答えました。
『フォーティーファイブ』にこのままいることもできるけど、頼れる先輩がいるっていうポジションで甘えちゃう部分もあったから。キャバクラ歴も2年目になるいま、新しい場所でプレッシャーを感じながら働くことでもっと成長できるかもしれない。そう考えて新店舗への移籍を決めました。
「看板を背負う責任」みたいなところで気後れした部分もあったけど、よく考えたらずっと私が看板でいられるとは限らないんですよね。新しいコがどんどん入ってきて、そのコのほうが売れていたらそのコが看板になっていくだけ。負けないように頑張っていかなきゃいけないるのはこれから!
これまで『フォーティーファイブ』でえみりさんや響さんっていう、かっこよくて頼れる大先輩たちがいて。相談すればいつでも明確な答えをくれて、それがすごく安心でした。これからもきっと頼ってしまうこともいっぱいあると思うけど、でもこれからは私自身も頼れる先輩になれるように成長していきたい。それが今の目標。キャストとしても人としても、誰かの憧れになれるような人に成長していきたいです。
『オーバーチュア』が開店した頃は、世間も自粛に向かって進んでた時期。オープンイベントもできなかったし、開店からほどなくして自粛休業店。残念な気持ちもありましたけど、コロナ問題が終息して世の中が落ち着いた頃には、またバリバリ連勤してお店を盛り上げていきたいなって思ってます♥
ほぼ未経験からスタートして、1年経たずに新店の看板を任せられるまでに急成長したえまさん。これから歌舞伎町に新たな伝説を刻んでくれそうですね!ちなみにえまさんの趣味は“バイク”。愛車はHONDAのスティード400なんだそうですよ♥
有名キャバ嬢紹介移籍
『J-VOGUE』天乃えま P.S.えまちゃん、銀座の住み心地はどうですか?
『J-VOGUE』天乃えま P.S.えまちゃん、銀座の住み心地はどうですか?