主戦場をキャバクラから自身のプロデュースするガールズバーに変え、毎月の売上が倍増したという一条マリカさん。「キャバクラとは食い合わないから、これまでの人脈が生かせる」と語るガールズバーでの稼ぎ方。キャバクラとの違いやメリットとは?♥ リアルなお話をお伺いしました!
―マリカさんがプロデュースする歌舞伎町のガールズバー『ブラウニー』。ご時世関係なくだいぶ流行っている様子ですね。
おかげさまで。ありがたいことに界隈の人たちがみんな来てくれるので♥
―キャバクラのほうの在籍店、六本木『Lalah』には出勤することあるんですか?
行きたいんですけどなかなか行けなくて。今は月2回くらいですね※。最初はLalahに出勤してからアフター感覚でブラウニーに出勤すれば効率良いなって思ったんですけど体力がなさすぎて(笑)。ガールズバーの営業時間は21時から朝の5時までで、私が出勤するのは1時からなんですけど、営業時間後にアフターで飲みに行ったりとかしていると結構体力使うので。
※本取材後の7月に『Lalah』退店を発表
―働く時間が後ろにズレたみたいな感覚ですかね?
そうかもしれない。でも、その時間のほうが働きやすいんですけどね。息子を寝かしつけるのが21時とか22時だから。寝かしつけてから準備して出勤するとちょうどいい感じなんですよ。
―ガールズバーとキャバクラってどのへんに違いを感じますか?
まずセット料金が安い。そしてガールズバーはラフ。ヘアセットもキャバクラほどしっかりやらなくてもボサボサじゃなきゃ許される。絶対にヘアメ行けってことないから。(マリカさんの)お店で着る服もドレスじゃなくて白シャツだし。私は私服だけど女のコたちはワイシャツを着ることになってます。それが一応制服みたいな。あと、女のコ目線で行ったら営業とかしなくてもいいっていうのが最大の違いじゃないかな。「お客さん呼ばなきゃ」がない。
―営業終わりに付き合いで飲みに行った日は何時に帰って来るの?
朝の8時とかですね。保育園が9時からなのでそれまでに帰って子供を保育園まで送って行きます。
―じゃあ、寝るのは保育園に送っていったあと?
そうですね。でもアフターも毎日あるわけじゃないので。真っ直ぐ帰って来た日はそのまま一瞬寝て起きて保育園連れて行って、帰って来てからまたちょっと寝ます。でも、昼くらいには起きるかな。エステとかネイルとか美容メンテ系の用事が週3くらいは入っているし、それ以外になんだかんだ用事があるので動いてるかも。で、17時に保育園に子供を迎えに行って、そこからご飯食べさせてお風呂入れて寝かしつけて…一瞬ですね。
―睡眠短そうですけど持ちますか?
いや、疲れてますよ(笑)。でも、夜には復活しているので出勤できちゃう。それにトータルで考えたら労働時間はキャバクラより短いですよ。同伴からアフターまでって考えたらキャバクラは実質的な労働時間は6〜8時間くらいあるじゃないですか。ガールズバーではアフターがなければ4時間しか働いてないから。
―そう考えたら労働時間短いですね。
休もうと思えば休めますしね。プレイヤーと違ってプロデューサーだから、自分が出勤しなくても私のお客さんが店に来たらその売上はつくので。まあでも結局は休まないですけどね(笑)。
―となるとマリカさんのお客さんを接客するキャストさん側には良いことあるの?
もちろん! 接客してくれた女のコにもちゃんと売上つきますよ。同伴してくれたらそれもつきます。私にも良いことあるし女のコにも良いことあってウィンウィン。クラブのママみたいな感じですよね。だから、自分のお客さんと店の女のコは積極的につなげますよ。連絡先交換してもらってどんどん仲良くなってもらっていい。
―ガールズバーのプロデューサーとキャバクラのプレーヤー、収入的に違いますか?
“私の場合は”ですが、ガールズバーのほうが全然稼げてます。お給料倍近く違いますね。去年のバースデーイベントの売上とガールズバーの初月の売上とがほぼ変わらないくらい。初月っていうかその後も変わらないんですけど。バースデーくらいの売上は毎月あるっていう感じです。客数も多いし客単価も高いですよね。ひとり平均10万とか。
―シャンパンの値段はキャバクラと変わらないんでしたっけ?
そう。セット料金は40分2,000円でめちゃくちゃ安いけど、シャンパンとか抜き物の金額に関してはキャバクラと大きな差はないから。それに朝5時までやってるからみんな来てくれるし、女のコ同士でも来やすいからバー感覚で来てくれる。アフターとかで女のコも一緒に来るとシャンパンいっぱい入りますよね。それにガールズバーだとみんなで飲むから単価も上がりやすいんですよ。キャバクラだと基本マンツーマンだけど、ガールズバーだったら店の女のコみんなで席に着くから。
―マリカさん元々は歌舞伎民だから、歌舞伎町時代のお客さんとかもいっぱい来てくれそうですね。
歌舞伎町時代のお客さんはめっちゃ多いですね。六本木界隈のお客さんもいっぱい来てくれるので、客層広がったっていう意味で六本木へ行ってよかったですけど、結局やっぱりホームは歌舞伎だなって感じ、ありますね。
―同業の女のコとも仲が良いからアフター先としても重宝されてそう。ストーリーを見ていると有名嬢のコがかなり来てますよね。
やっぱり朝までやってるとアフターバーとして同業の女のコたちも来やすいですよね。普段はなかなか会えないコたちと会えるのも、ガールズバーをやって良かったなって思うところです。日頃は忙しくてなかなか会えないコたちともお店を通して交流できる。アフター先として利用して欲しいからお客さんに連絡先聞いていいよとか言ってくれるコも多くて。ありがたい。これがキャバクラだったらそうもいかないしこっちが遠慮しちゃいますけど。そういう点でキャバクラとガールズバーとでは住み分けできてるから。そこがいいですよね。お客さん取り合いにならないから。みんながキャバクラやってる中でガールズバーをやったのは良かったなって思います。
―キャバクラで培ってきたつながりがあるからこそ上手くいってる感じがしますね。
それ大きいです。自分のお客さんだけじゃなく、同業の友達とか付き合いがある女のコがアフターで使ってくれることが多いから。感謝♥
―集客力あったらガールズバーで働くとか、キャバクラと掛け持ちするのも悪くはない?
お客さん呼べたり、SNSで集客できるんだったらガールズバーは良いと思いますよ。お客さんも同業の友達も全然いなかったらキツイと思いますけど。
―ちなみにお店には女のコ何人くらいいるんですか?
在籍は10人以上いるんですけど、毎日出ているレギュラーのコが5人くらい。うち、かわいいコそろってますよ。そこはしっかり選んで採用しているので。
―店の女のコたちはどうやって集めたの?
うちはスカウトとか使ってないから全部SNSですね。私がSNS通して募集かけてそこで応募があったコの中から採用してます。募集は常にしてます♥
―マリカさんが人も集めてるの?
そうです! だいたいは私のSNSにDMで問い合わせがあって、そこからやり取りして面接して〜みたいな流れです。
―ところでブラウニーはお客さんとして行けば誰でも入れる感じですか?
キャッチとか案内所とかやってないから、今は完全に自分のお客さんとか従業員の知り合い、SNS見ましたっていう人たちだけですね。一見のサラリーマンとか来ないですし基本的にはお断りしてます。インスタ見たとかだったら全然良いし、キャストのコとか誰かの知り合いとかだったらいいんですけど、いきなりわけわかんないサラリーマンが入ってくるみたいな店じゃない。そういう意味で女のコは働きやすいと思いますよ。
―会員制のクラブみたいですね。
会員制を謳っているわけじゃないですけど結果的にそうなってるかも。でも、そんなに敷居高くないですよ。スナックみたいな感じじゃないですかね。DMで一報頂ければって感じです。
―ガールズバーのプロデューサーならではの大変さってあります?
“女のコを扱う”っていうところで、誰でも簡単にできるものではないかもなとは思います。でも、オーナーとして店一軒切り盛りしているわけではないから、負担やリスクみたいなところはないですよね。自分がどう対応するかだけなんで。ただ、キャバクラと違ってみんなガツガツしてないから、そういうところでギャップはあるかも。「自分の売上にもなるから、私のお客さんと連絡先どんどん交換して仲良くなっていいよ」と言ってもそれほど乗り気じゃなかったりするし、自分でお客さん作ればどんどんお給料上がるよっていっても、そんなに積極的じゃなかったりするから。でもまあ、そういう気楽さがガールズバーで働く良いところなんですけどね。
―でも、欲を出せば太いお客さんいっぱい掴める環境ですよね。何ならマリカさんのお客さんを掴んでキャバクラに転職したりとか?
それ、全然ありです! ガールズバーとキャバクラは食い合わないから。それでうちの店をアフターで使ってもらえたら超ラッキー。むしろそれ理想形です♥ とはいえ、ガールズバー志望のコはキャバクラはそもそも視野に入ってないことが多いから、そんな展開は中々ないかもしれないけど(笑)。でも、店の女のコが私のお客さんを掴んで呼んでくれるようになったら私的には相当ありがたいですよね。もちろん自分も店には行くけど、私が行けなかったとしてもお客さんが入ってみんなが楽しめるような店になっていったらいいなって思うし、そうしていくのが課題だと思ってます。
―今ってマリカさんは週何日出勤しているんですか?
日曜休みのフル出勤です。前は日曜もやってたんですけど、子供もいるしどこかで1日くらいまるっと子供と過ごす日を作りたくて日曜休みにしました。
―週6出てるんですね。
でも、精神的には全然キツくはないです。キャバクラの週6出勤はキツかったんですけど、ガールズバーは全然キツくない♥
―今のところ、ガールズバー1本にしようとかは特になく?
ないですね。ララァには月に1、2回しか出てないけど。かといって別に辞める理由もないので。六本木は六本木でお客さん来てくれるから、たまに気分転換でキャバ嬢やりたいこともあるし。それに、今のままだとガールズバーのお客さん増えないじゃないですか。現時点では全く困ってはいないけど、たまにフリーに着きに行こうかなとか思うときありますよ。常に新しいお客さんを探していたいっていうキャバ嬢ならではの習性みたいな。やっぱり新規を掴むにはキャバクラという場はあったほうがいいので。出会いの場としてキャバ嬢ではいたいなって感じです♥
プロデューサーとしても好調なマリカさん。今後もさらに高みを目指していきそうです♪
セカンドキャリア有名キャバ嬢紹介
ガールズバーもプロデュース♪ 一条マリカ、移籍から1年半 六本木からのキャバ嬢人生♥
ガールズバーもプロデュース♪ 一条マリカ、移籍から1年半 六本木からのキャバ嬢人生♥