デザイナー兼プロデューサーを務めるアパレルブランド『MAYLENE(メイレン)』が好調な葉月芽生さん。夜から昼へ、順調にセカンドキャリアを築きつつある芽生さんですが、始動した当初は「外の世界を知らない子供がいきなりお使いに出されたみたいだった」んだとか! ブランド立ち上げの経緯やはじめての昼職にまつわるお話を伺いました♡
―芽生さんプロデュースのブランド『MAYLENE(メイレン)』がスタートしましたね。
3月にサイトをオープンして第一弾を発売して、5月には第二弾も発売。順調です!
―どんなジャンルのお洋服なんですか?
Tシャツ、パーカー、キャップにハットとか、ラフに普段使いできるようなカジュアルファッションのブランドです。男女関係なくユニセックスで着られるような。
―Tシャツとか袖が長めでバランスがかわいいですね。
自分がこういうシルエットとかサイズ感が好きなんですよ。オーバーサイズで着たいときに、ただ裾と肩幅と身幅がオーバーサイズとかっていうんじゃなくて、袖とかもちょっと長めでストンと着られるみたいな。カジュアルな服だからこそ、そういう細かいとこにちゃんとこだわりたいなって思ってます。ユニセックスのアイテムなので男性が着るとまた見え方は変わると思いますけど、女の子が着ると華奢見えするようなデザインになってます♥
―カラーやロゴのデザインとかシンプルで大人っぽいですね。
ごちゃごちゃ色があるのがあんまり好きじゃなくて基本単色ですね。白、黒、ネイビー、サンドベージュやオリーブ。モノトーンとアースカラーが中心なんですけど、それぞれ肌がキレイに見えるような発色にしています。同じ黒やネイビーでもトーンの幅ってめちゃくちゃ広いじゃないですか。あと着心地も重視。肌触りの良さとしっかりした縫製にはこだわってます。
―ブランド名「メイレン」の由来は?
中国語でキレイという意味なんです。芽生だから「メイ」は絶対に入れたくて。それで最初は「メイレイ」という名前でやろうと思ってたんですけど、同じ名前のお洋服屋さんが既にあって商標登録ができなかったんですよ。それで改めてメイから始まる言葉で意味のあるものを探していたら見つけました。ブランド名の意味って絶対聞かれるだろうから、そこを大事にしつつ考えました。
―ブランド運営に芽生さんはどういう関わり方をしているの?
デザイナー兼プロデューサーっていう形です。ただ、どこかの会社にプロデューサーとして雇われてるとかではないです。自分たちでブランドを立ち上げて、一からお洋服を作っているので。
―他にも一緒にやっている人がいる?
昔からめっちゃかわいがってもらっている女性の先輩がいて、その人とあともう1人、主要メンバー3人でやってます。
―アパレル立ち上げに向けてはいつから動いてたんですか?
本当は冬のうちにスタートさせるつもりで去年から動いてたんですけど、自分主導でアパレルをやるのって初めてなんで予想以上に時間がかかってしまって、サイトオープンが3月の終わりくらいになっちゃった。
―アパレル経験ゼロからですもんね。
既に製造されたものを買い付けてきてタグつけて売る…みたいなセレクトブランドではないから、制作のことも一通り勉強しました。初心者すぎて最初の頃とかいちいち反応が驚きの連続。「生地ってこんなに種類があるんだ!」とか「文字の書体って無限にありすぎてわからない!」とか(笑)。もちろん、聞けば教えてくれる人たちが周りにいるので恵まれてはいるんですけどね。昼職も初体験だからそれも一から勉強みたいな。
―確かに、昼職初体験!
これまで夜の世界しか知らなかったので。挨拶の仕方や名刺交換から勉強しました。メールの送り方とか冒頭の挨拶文の書き方とか(笑)。昼の人たちからしたらなんてことないような部分だと思うけど、最初は戸惑うこと多かったです。今も日々学習してます。
―なんだかいきなり世界が広がりましたね。
外の世界を知らない子供がいきなりお使いに出されたみたいな(笑)。一から学ばなきゃいけないのってしんどいけど、でも楽しいですよね。今はパソコンをもっと使いこなせるようになりたくて勉強中。ゆくゆくはサイトの更新も自分でできるようになりたいし、画像の処理や編集、グラフィックデザインも少しできるようになりたくてPhotoshopの使い方なんかも習ったりしてます。
―ところでそもそもアパレルやろうと思ったきっかけは?
前々から、今一緒に仕事をしている先輩と「何か一緒にできたらいいね」という話はしていて。で、引退してちょっと休んでリフレッシュした頃に先輩と会ったんですけど、そのときにアパレル関係の人とかも紹介してもらって。そこで盛り上がって「やろうか!」っていう流れに。いろんなところから一緒に仕事しようとかプロデュースの話とか、ありがたいことにたくさんいただいたんですけど、やっぱり本当に信頼出来る大好きな人とお仕事がしたかったので全部お断りしました。
―そういえば、サイトオープンする前に工場みたいなところに行ってるストーリー上げてませんでした? あれもアパレル関係?
制作をしてもらう工場を見に行ったんですよ。どんな場所でどんなふうにして作られるかを知っておかないと自信を持って売れないなと思って。ストーリーに上げたのは、素材にロゴをプリントをする工場だったんですけど、そこでインクの選定とかもして、実際にTシャツとかトレーナーとか5枚くらいプリントさせてもらいました。
―工場見学ちょっと楽しそう。
面白かったし興味深かった。1枚プリントするのにこんなに手間がかかる工程があるんだなっていうことも学べたし、工場を見る機会ってなかなかないから勉強になりました。
―ちなみにカジュアルファッションのブランドにしたのってなんでだったんですか?
作るんだったら自分が着たい服、一番馴染みが深いジャンルが良かったんですよ。私、普段はめっちゃカジュアルな服装で暮らしているので、ショーパンとかパンツ系に合うカジュアルなアイテムを作りたいっていうのがスタート。カラーバリエも含めて自分がプライベートでラフに着たいお洋服を作ってるって感じですね。趣味で作ってる感覚です。正直儲けようとは思ってない(笑)。
―商売でやってないの?
販売するっていう意味では商売なんですけどもはや趣味ですよね。本当は価格ももっと抑えられたらいいんですけど、素材とかいろいろこだわって小ロットで制作しているとなかなか難しくて。ギリ赤字にならなきゃいいっていう感じでやってます。もう夜は上がったけど、自分の名前で何か残せるんじゃないかっていう気持ちもあってプロデュースしてるので。
―お洋服を発表していくスケジュールってどんな感じなんですか?
ある程度シーズンごとに出していきたいなとは思ってますけど、「A /Wには○着新作出す!」みたいにガチガチに固めてやる予定じゃないです。今度こういうの作ろうっかって話して、良いねってなったら出していく。すごく良いアイデアがわいて作ろうってなったらシーズン関係なく出すだろうし。そのへんは自由にやっていきたいかな。
―どういうシーンで着てほしいとかあります?
ラフなアイテムだし完全に普段使いをイメージしてます。近所とか犬の散歩とか、あとはちょっとしたアウトドアとか。日常の中で気軽に着られて、でもちゃんとかわいいみたいな。ガンガンお洗濯してもへたれないように良い生地を使ってしっかり縫製もしてあるので、ヘビーユーズしてもらえたら嬉しいですね♥
楽しみながら昼職の世界へ進出した芽生さん。これからの進化に注目! メイレンの第三弾も楽しみですね♥
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銀座『J-VOGUE』社長 葉月芽生の銀座改革プロジェクト♥この街に新しい風を吹かせたい
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