明日花キララさんプロデュースで話題のキャバクラ、銀座『J-VOGUE』。同店の社長を務めるのはメゾンドボーテでもおなじみ元カリスマキャバ嬢の葉月芽生さん。「歌舞伎町でも六本木でもなく、銀座だからやる意味があると思った」という社長就任の経緯とともに、J-VOGUEにかける熱い思いを語ります♥
芽生さんが社長を務めるJ-VOGUEですが。オープンは9月1日ということで、その後お店の様子はどうですか?
お客さん入ってるし順調です。プロデューサーの明日花キララちゃんのバースデーイベントがあったり、キャバ嬢のコたちでガールズユニットを結成するオーディションもあったりして盛り上がってます。
キャストのコたちはモデルやタレントの卵みたいな、表舞台で活躍したいコたちが集まっているんですよね?
芸能系に限らず、これから輝いていくコたち、夢を追いかける女のコたちがいっぱいいる感じですね。そのなかにはキャバ嬢として有名になりたいっていうコもいるし、インフルエンサーになりたいコもいるし、夢はそれぞれですけどここでキャバ嬢をしながら自分を磨いてどんどんステップアップしていく、原石の女のコたちをプロデュースしていくっていうのが『J-VOGUE』のコンセプトですね。
キャバクラ未経験みたいなコも多いんですか?
多いですね。採用した女の子の半分は未経験です!残りの子たちもガッツリやってた子はほとんどいないですね。未経験のコがここまでたくさんいるお店ってそんなにないんじゃないかな。18、19とか若い子もいっぱいいます。ここからがスタートだからまだみんな完成してはいないけど自分の18歳の頃を考えると伸び代がありますよね。
自分が18歳の頃とか考えるとヤバかったですもん。体型も容姿もやばいし垢抜けないしほんと田舎のコって感じで東京にいたらマズいだろうみたいな。でもそれ、今かわいいコたちはみんなそうだと思う。18の頃の写真見たらみんなヤバイと思う(笑)。
18歳で完璧に仕上がってるコってなかなかいないよね。仕上がってるつもりでもまだまだ原石。美容に手間ひまかけて、人によっては整形とかもして出来上がっていくじゃないですか。そういうことなんだなあと思って。
J-VOGUEはオープンする前から注目を集めてましたよね。
キララちゃんがプロデュースするからね。やっぱりすごい影響力がある方だなと思った。求人をかけたら3,000人以上から応募がありました。
面接も大変そう!
写真選考の一次審査で容姿と体型とある程度ふるいにかけさせて頂いて、2次審査からはスタッフ6、7人体制で毎日リモートで面接してもらいました。それでかなりかわいいコが集まって最終的に在籍キャスト50人くらいでスタート。もうちょっといたかな?
店の大きさも銀座最大規模って聞きました。
美人茶屋とか超大箱に比べたらあれだけど、100坪以上あるので結構大きいと思います。キャストさんは大体平日で30人くらい、週末で40人くらい出勤してますね。
芽生さんは社長なわけですけど、具体的にはどういう関わり方をしているんですか?
運営全般を見る感じですね。もちろん女のコから相談があれば乗るしキャストさんが働きやすい環境を整えていくのも仕事です。
キャバクラ歴も長いので、このコにはどういうドレスが似合うかなとか、この部分をキャラクターとして育てていったら伸びそうだなとか、元キャバ嬢という立場からも現場を見てますね。それと、私なんかがおこがましいですけど、インスタでフォロワーさんをどう増やすかを教えたりもしてます。
お店にもいることもある?
いますよ。毎日ではないけど顔だしてます。私、前から内勤的なことも勉強してみたかったので、そういうこともちょこちょこと学ばせてもらってます。付け回しにめちゃくちゃ興味があって。
キャバクラって付け回しにかかってると思うんですよ。店が上手く回るか回らないか、お客さんを掴めるか掴めないかも付け回しの腕しだい。このお客さんはどういうコがタイプなのか、どんなコをぶつけたら指名で長く通ってくれるかとか、そういうの私は結構見る目があると思うのでそれを経験してみたくて。一から勉強してます。
改めて、社長就任の経緯が知りたいです。
最初は全然そんなつもりなかったんですけど、すべては“縁”かな。
そもそもから話すと、キャバ嬢時代に銀座でクラブを経営しているお客さんがいたんですよ。で、私がキャバクラ引退した瞬間からその方からずっと「一緒に店をやろう」と声を掛けられていて。でも夜はもう上がったし、お客さんにも辞めますって言ったわけだから、ずーっとお断りしてたんですね。
でも、その人は諦めずにずっと声掛けてくれていて。LINEでもくるし、インスタのDMでもくるし。それでもずっと断り続けて、何なら途中からはもうシカトするくらい(笑)。
そういうわけでその人からのお誘い自体、私の中ではなかったことになってたんですけど…。たまたま、めっちゃかわいがっている後輩が銀座で働きたいって言い出して。そのコは歌舞伎町のコで銀座に連れて行ってくれるようなお客さんがいないっていうから、後輩を連れて私のお客さんとクラブを回ったんですよ。かわいがっている後輩だし、私も銀座を知らないから、この機会に見学に行ってみようってことで。
それで、あらかじめ決めていた5軒を回り終わったとき、その後輩がどうしても最後に行ってみたいお店があるって言い出して。「じゃあ30分くらいしか時間ないけど6軒目行こうか」って行ったお店が、「一緒にお店やろう」って誘い続けてたお客さんのお店だったんですよ(笑)。
わあぁ。
ずっとシカトしてたからめっちゃ気まずかったです(笑)。でも、なんかそれで縁があるのかなって思ったんですよね。そこからですねえ。後日、実は今こういうお店を作ろうと思っているんだけどってJ-VOGUEの話をされて。そこに明日花キララちゃんの名前もあって。
明日花キララちゃんは私も面識があったし、改めて会って話したときに情熱もすごく感じて。これは面白いことになるなって思いました。プレーヤーとして夜の仕事に関わることは全く考えてなかったけど、でも社長だったらそれは考えてもいいなみたいな。
そもそもの話なんですけど、銀座にもキャバクラって多いんですか?
歌舞伎町、六本木ほどじゃないけどたくさんありますよ。銀座はクラブの街っていうイメージだし、実際クラブのほうが圧倒的に多いんですけど、でもキャバクラのニーズもめちゃくちゃあるんですよ。銀座のクラブに行ってるお客さんでもキャバクラへ行ったりするし。キャバクラ行ったあとにクラブへ行くとか。その日一緒に飲む人に合わせて変えたりとかあるから。
新たに銀座に出店しているグループも増えてますもんね。
コロナ以降、銀座も大きく変わりつつあるんですよ。流れがどんどん変わってきてるからそれがちょっと面白いなって思ったのもJ-VOGUEの社長をすることにした理由のひとつ。これが歌舞伎町、六本木に出店するっていう話だったら乗り気にはなれなかったと思う。
銀座だからやってみたかったみたいな?
そうですね。銀座は最後に行く街っていう“常識”を変えたいと思ったんですよ。銀座ってクラブの街じゃないですか。六本木とか歌舞伎町でキャバクラをやって行き着く先に銀座があるっていうイメージだけど、実際はそんなことないから。
経験積んでから行く街ってわけじゃなく、歌舞伎や六本木と並んで銀座もあるような、選択肢の1つに当たり前に銀座もある、そういうふうに変えていきたいんですよね。
キャバクラの社長だからやりたかったわけじゃなくて、銀座のキャバクラの社長だからやりたいと思ったし、自分がやる意味もあるなって感じました。
なるほど。なんとなく銀座は敷居が高い印象がありましたけど…。
銀座って年齢層高いイメージがあるじゃないですか。経験積まなきゃ銀座には行けないって思いがちだけどそんなことないですよね。キャバクラもクラブも若いコを欲しがっているし需要はあるから、むしろ若くから銀座で働いて、お客さんを掴んでいったほうが、クラブに移ろうと思ったときにもいいですよね。長い目で見たら銀座が一番稼げるんじゃないかな。
クラブの方々はキャバクラの進出をどう感じてるんでしょう?
どうなんだろう。銀座って村みたいなところだから、銀座のママさんたちからしたら、キャバクラがどんどん銀座に進出して来るっていうのはいい気はしてないかもしれない。でも、そういう感覚も含めて変えていきたいんですよ。
変な話、銀座のクラブってSNSもダメみたいなお店が未だに多いんですよ。料金設定が高額なぶん銀座ならではの格式を大事にしているのはわかるけど、そろそろ古いよって言いたい。もうSNSで集客している世の中だし、お客さんもどんどん変わっていっているわけだから。安っぽくならないSNSの使い方を模索するとか、何かやり方はあるはずだから。形にとらわれすぎていると取り残されていきますよね。
そういう古い考えは取っ払って、銀座にも新しい風を吹かせたい。キャバクラの社長という立場から、そういうプロジェクトに取り組んでいるような感覚でやってますね。
歌舞伎町も六本木もその街っぽい女のコの雰囲気ってありますけど、銀座の場合はどうですか?
やっぱり歌舞伎町みたいな派手なコはいないかも。化粧めっちゃ派手で髪色明るくてピアスバンバン開けてるみたいなコは見たことない(笑)。どちらかといえば六本木寄りだと思うけど…。強いていうならメイク薄めの美人系かなぁ? いや、でもやっぱりまだ“銀座っぽい”イメージっていうのは確立されてない気がしますね。銀座のキャバクラがもっと流行ればスタンダードなイメージが共有されていく気がする。
銀座の客層は?
めっちゃ良いと思いますよ。年齢層はちょっと高め。経営者の人が多いですよね。この人何で稼いでるんだろうみたいな人は少ないと思う。ちゃんとしたお客様が多いから接客をするなかで人として成長できるなって思います。
キャバクラ社長やってみてどうですか?
プレーヤー時代は自分のことだけ考えていればよかったけど、今は店全体のことを考えていかなきゃいけないから私もゼロからスタートなわけですよ。同じキャバクラという世界の中にいても店の運営は未知の世界だったから。
わからないことだらけで最初はちょっと不安もあったけど、わからないことはわかるようになっていけばいいし、ゼロから積み上げていくだけだって吹っ切れたら逆に怖くなくなったというか。日々勉強する気持ちで向き合ってます。お店の女のコたちと一緒に自分も社長として成長していけたらっていう気持ちです。
店づくりっていう新しい経験を通してもっといろんなことを学びたいし、いろんな出会いがたくさんあるだろうし。ヤル気しかないですよね。挑戦を心から楽しめてます。
キャバクラ社長という新たなキャリアに挑戦している芽生さん。J-VOGUEからはガールズユニット『JUST☆WAY』も誕生。今後ますます注目を集めていきそうですね!
<RECOMMEND>
こちらの記事もおすすめです。
セカンドキャリア有名キャバ嬢紹介
葉月芽生 昼職、アパレルはじめて物語♥️ カジュアルブランド『MAYLENE』始動!!
葉月芽生 昼職、アパレルはじめて物語♥️ カジュアルブランド『MAYLENE』始動!!