売上、知名度ともに若手のエース! 勢いが止まらない歌舞伎町『ラヴァン』の鈴音りんちゃん。急成長の背景には“太客が切れない力”があるようで…。「不満にいち早く気づくようにすれば切れることは一生ない」と語るりんちゃんの顧客管理についてリサーチ! 新人キャバ嬢さん必見の駆け出し時代のギラギラエピソードも必見です♡
りんちゃんにも下積み時代ってあるんですか?
ありますよ! 歌舞伎町に来たばっかりの19歳の頃は毎日アフター4、5軒ハシゴする日々を送ってました。
未成年でお酒が飲めないっていうハンデもあったんでなるべく付き合いをよくしようと思って。それと同時にまずはラヴァンにはりんっていうコがいるんだってことを知ってもらわないと始まらないから、アフターでいろんなバーへ行って同業さんにも名前を売っていこうみたいな。場内とかされてなくても、「アフター行っていい?」って押しかけてました(笑)。
すごい積極的!
仕事が終わった瞬間、その日連絡先交換したお客さんに「今どこにいるの?」「どっか飲み行ってるの?」って連絡してアフター先探したり、同じお店の仲良い先輩に電話して、「アフターの席、女のコ足りてますか?」って聞いたり。それで「今、○○さんの隣ひとりいないよ」って言われたら「行きます行きます!」みたいな。
席にすら着いてないのに、「顔出していいですか?」ってぐいぐい行ってましたね。「なんだこの女、図々しいな」って思われてたと思うんですけど、そのぐらい前のめりじゃないと自分の存在を認識してもらえないと思っていたので。
りんちゃんは昔からギラギラしていたんですね♡
今も昔もギラギラですww とりあえずできること全部しようみたいな。もう売れたくて売れたくて仕方なかった。
でも、そうやって体育会系なノリでガツガツ動いているうちに、先輩のアフターで隣に座った人から指名をもらってアイバンになったり、ラヴァンにノリが良くて付き合いが良いコがいるよって同業さんがオススメしてくれたりして、徐々に努力が花開いていきました♡
お客さんはそうやって動いて作っていくものなの?
いや、わかんないです。そこまで図々しいやつはいないと思います(笑)。普通は、なんとなく出勤して、なんとなく接客してLINE交換して、「あ、この前来てたお客さんだ。LINE交換したのに私指名じゃないんだ」終わり…みたいな感じじゃないですか、多分。その頃はLINEを交換した相手が指名で来ないっていうことが許せなくて。今はそんなことないんですけど、関わってしゃべって隣に着いたら自分が指名じゃないとヤダって思いながらやってたんで。
熱いですね!
「売れる!」って目標が明確だったので。歌舞伎町で一から始めるって決めたときに変なプライドは全部捨てたんですよ。錦糸町では確かに売れていたけど、前が売れてたかどうかなんてわかってもらえないじゃないですか。わかってもらう手段って売上を作ることだけ。今いるその店で数字を出すしか方法はないから。19歳の私は、そのときいた先輩たち全員抜いてやろうと思ってましたね。
売上は毎月どんな感じですか?
ここ1年半は特に安定してて、全体で見てちょっとずつ上がっていってるかな。このままどこまでも行きたい♡
昇り調子!
2年前もお客さんはいっぱいいたけど、大きい金額使ってくれる人が増えたっていう感じです。
新たに太客を掴んだとか?
有名嬢をたくさん指名しているようなお客さんたちが、本格的に使ってくれるようになったかも。これまでもそういうお客さんたちとは出会っていたんですけど、一度だけでバイバイみたいな。そういう人たちがまた戻ってきてくれて。それまで一キャバ嬢の扱いをされていたのが、「あ、成長したんだな」みたいに思ってくれたのかも。
あとは知名度が上がったっていうのもあると思う。このコにはこのぐらい使わなきゃって思ってもらえるようになったのかな? シャンパンのランクも上がりました。
価値を感じてもらえるようになったんですね。
そうかも。これまでもシャンパンは入ってたんですけど、入るシャンパンのランクが上がったって感じですね。グレードアップ♡
お客さんが安定的に使ってくれようになったっていうのもありますね。1週間に何回来ても使う金額は一定だったりするから。
煽りどころの判断がより正確になってきたんですかね?
それもあると思うけど、たとえばラストオーダーで「もう1本」って言ってみて反応微妙だったらすぐ引くとか。そこの瀬戸際を細かく見極めているから、みんな「使いすぎた」がないし、逆に少なく使って物足りないっていうこともない。その人の使う日と使わない日のテンションが見抜けるようになったっていう。
熱いうちにいくらでも入れさせようっていうガッツも大事ですけど、おもむろに煽っても入らないし、負担と価値が釣り合わなくなってすぐ切れちゃいますよね。
いろいろ緻密に考えてるんですね。
私は結構細かくあれこれ考えちゃう。考え込み病なんですw 大丈夫かなあとか、この人今なにを思っているんだろう、何を考えてこの言葉を発したんだろうってことをいちいち考えちゃうタイプ。こういうことを伝えたいからこう言ったのかなとか、なんかいつもと様子が違うなとか。そういうことを小さいときから考えながら生きてきたので、その結果の考え込み病を良い方向に生かしてます(笑)。
考え込み病w
良くも悪くも人のこと見ながら生きてきたんで(笑)。それを水商売で生かしてる。私自身はあれこれ考え込むほうですけど、でも、私の感情もお客さんにわかりやすく伝えてます。
そもそも顔にめちゃくちゃ出ちゃうタイプなんですけどね。基本は相手に任せるけど、たとえばイベントの日とか大事な時とかに入れてもらうシャンパンが思ってたのと違うのだったりすると、あからさまにテンション下がったりします。それで「これじゃない?」って聞かれたりします。
そういうときなんて答えるんですか?
そしたら「うん」って言いますね(笑)。
りんちゃん自身も安定感ありますよね。病んだり、休みがちになったりしないし。
お客さんがどんどん切れていったり、売上下がったりしたら人は病むと思うんですけど、売上はずっと保っているしお客さんも切れないから病む要素が特にない(笑)。お客さんのほうの事情で店に来れなくなるってことがない限り、切れるっていうことはないので。
切れないってすごいね。
お客さんが切れるときって不満があるときじゃないですか。その不満にいち早く気づいて向き合うことで問題を解消する。そこができたら切れることはないと思う。
感覚の話なんで上手く説明できないんですけど、人が流しちゃうような些細な「ん?」を放置しないってとこですかね。考えすぎって言われるけど逆にそこが自分の強みでもあるのかなって思います。
色恋の人は3カ月で諦めて切れていくみたいなこと聞きますけど。
言いますね。でも、ハマって通ってくれてる間に人間性とか別の部分も好きになってもらいます。好みのタイプってだけでなく愛される存在になるべく努力する。見た目を入り口に中身を好きになってもらう。その3カ月は切れるまでの3カ月じゃなくて、次のステージに進むための3カ月だと思ってます。
“お客さんが切れない”のは私が面倒臭い人だからっていうのもあると思う。逆に物分かりが良すぎると後回しにされると思うんです。このコは大丈夫だから少々のことがあっても平気って。
面倒臭くなろうと思ってやってるんですか?
そんなこともないww 基本の私の性格がそうなんですよ。面倒臭いタイプで感情的になる人間。感情的といってもヒステリックに騒ぎ立てるっていう意味じゃなくて感情を隠さないっていう意味で。嬉しいときも不愉快なときも全部気持ちを前に出す。お客さんとキャバ嬢っていうよりも人間として好きになってもらいたいから、そのまんま向き合うみたいな。そのほうが感謝の気持ちも伝わりますよね。だから自分の性格を良しとして全面的に出します♡
確かに。感情はどんどん出していったほうがいいかもですね。
売り方とかキャラにもよるかもしれないけど、物分かりがいい自分は一旦箱の中にしまっておいて、自分の感情をどんどん出していったほうがいいと思います!
些細な異変をキャッチしてトラブルを解決していく名探偵りんちゃん! 心配性や考えすぎはよくないって言われますが、裏を返せば想像力があって洞察力が鋭い証拠なのかも。感情をストレートに表現して面倒臭い人になる“沼の極意”も試してみたくなりますね!
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