嫌なものは嫌、やりたくないことはやらない。自分を貫きながら爆売れしている『ファブリック六本木』のれみさん。アフターしない、店外しない、エースは作らない…etc。“ないない尽くし”のスタイルでもれみさんが売れた理由とは? 無名時代を支えたマインドや成り上がるために重ねた努力に注目! 「自分を肯定するためには自分のやり方で結果を出すしかない」と語るれみれみの戦い方に迫ります!
「エースは作らない」「アフターしない」「店外しない」などなど、れみさんは“自分のやり方”にすごくこだわって結果を出し続けていますよね。
嫌なものは嫌っていうタイプだから。基本柔軟性はないw 「もう少し柔軟性があったらもっと売れるよ。新しい自分を見つけられるよ」とは言われてきたから頭の片隅にその言葉は置いてるけど、自分を無理やり矯正することはないですね。結果、れみはれみのまま(笑)。
そういったマインド部分も含めて、今回はれみさんの戦い方の思考法や結果を出すプロセスを解き明かしたいと思います。ちなみに柔軟性がない自覚って昔からありました?
ありました。でも難しいですよね。みんな柔軟性が大事って言うけど、どこまでが柔軟性なのか。我慢や妥協、不本意でも周りに合わせることを柔軟性というなら、自分を殺すことになっちゃうから。
六本木に移籍したときのインタビューで、「自分のやり方を信じたい。自分を肯定したい。そのためには結果を出すしかない」とおっしゃってましたが、そこに通じますね。
本当はやりたくないこと、できないことを無理やりしているときの自分は好きになれないし、自分を殺しているときって幸せではないじゃないですか。その先に何か幸せがあったとしても、それまでの苦痛な時間を考えたら結局プラマイゼロ。極力幸せでいたいから、こういうの嫌だなって思いながら生きていきたくない。幸せでいるためには「自分はこうだ」っていう生き方を貫くしかないし、そういう自分を肯定するためには自分のやり方で結果を出すしかない。
なぜ仕事を頑張ってるかと言えばすべてそこに集約される気がする。出る杭は打たれるけど、出すぎた杭は打たれないって言うじゃないですか。そこまで行きたいみたいな(笑)。
そういう“れみれみ的幸福論”が確立されたのっていつの時代?
東京に引っ越してからですね。売れたいっていう気持ちが芽生えてから。群馬のキャバクラではかわいいだけでずっとナンバー1だったから“売れたい”という意識すらなかったんです。でも、東京はレベル高いじゃないですか。東京へ行って売れなかったから帰るというのは嫌だったから。そこから本気で頑張り始めたわけだけど、売れるためとはいえ例えば枕をするとかは絶対に嫌で。だったら自分ができるやり方で売ってやるみたいな。
その頃はまだ知名度も今ほどはなく。
全く。群馬では有名だったけど歌舞伎町ではモブ。そこがスタート。売り方は最初にいろいろ試しましたね。Sっぽい自分だったり、ちょっとぶりっこしたり、いろんなキャラを試して。駆け出し時代には店外をしたこともあったしアフターした時期もありました。
でも、最初にいろいろ試してみるって必要なプロセスですよね。やってみないとそれが自分に合ってるかどうかもわからないし、どうしていったらいいかもわからないから。試すことで受けがいいキャラや自分でいられるスタイルも見えてくる。何を大事にしたいのか自分の価値観もわかってくるから。ブランディングどうこう以前にまずは己を知るみたいな。
れみさんにもアフターしていた頃があるんですね。
ありますよ。お客様が少なかった頃は場内でも何でもアフター行ってました。1日5件ハシゴしたりして。そういう、売れたいと思う人だったら誰しもが通るであろう道もちゃんと歩いてます(笑)。ある程度お客様を掴んでからはアフターも店外もしなくなりましたけどね。やっぱりこの2つはしたくないなって思ったから。これもやってみたからわかったこと。
売れるまでどのくらいかかりました?
時間は結構かかったほうだと思う。徐々に徐々にだったから。存在が知られるようになるまでに1、2年はかかりました。
エースの方に弾みをつけてもらって名前を売るって割とセオリーじゃないですか。まずはドカンとお金を使ってもらって上位に入って箔をつける。箔がついたら指名も取りやすくなるし高いシャンパンもおりるようになるから、そこからどんどん上がっていける…。そうやって売れっ子の仲間入りをしていくって割と王道だと思うけど、それをやらなかったから。
エースと認識していないだけで、れみさんだったら高額使ってくれる人は現れそう。
その1、2年の間にはエースみたいな方がいた時期もあります。そういう存在がポンと出てくるときもあるんです。れみさんはエースいない・作らないって言うけどれみさんのお客様って平月でも何百万円会計だったり、みんなエース級ですよねってよく女のコや黒服さんにも言われます。なのでどこからがエースなのかわからないですけど、ただ、そこにこだわらないというか。そういう太いお客様ができると一点集中になりがちだけどそこに甘えないっていう感じですかね。自分を甘やかさない。
高額使ってくれる人はいるけど、いないものとしてこれまで通りに仕事する的な?
そういう感じ♡ エースになってくれる方はいっぱいいたと思うんですね。だけど、今以上を求めたら「こうしてあげるからこうしてほしい」って縛られそうじゃないですか。それが無理。そのお客様がいなきゃ困るとか、いなくなったらどうしようとか、不安と背中合わせだと振り回されることも増えるだろうし。日常生活を支配されるじゃないけど自分が自分じゃなくなっちゃう。それは嫌なの。
誰にも支配されず自由に生きていたいと思ったら、そうできる立場に昇るしかないですよね。会社員の人が「会社に縛られたくない」っていうなら雇う側になるしかないし、キャバ嬢だったら突き抜けて売れるしかない。売れてたら自分を無理に折る必要はなくなるし自分で選べるようになる。キャバ嬢は売上があればあるほど自分らしくいられるようになるから。
自由のために売れなきゃいけないわけだけど、れみさんには「○○しない」が多いから売れるまでは確かに大変そう。
だったら人一倍努力すればいい! 他の女のコの倍努力すればいいし、他のコがしない努力をすればいいっていう発想で頑張ってましたね。アフターも店外もしないけど同伴は必ず毎日組むし、フリーもめちゃくちゃ着きまくってました。
確率論でいうと10人に着いて全員が全員れみのこと好きとか、かわいいとか、面白いって思わなかったとしてもその中で思う人は必ずいるはず。でも着いたフリーの数がそもそも少なければ可能性は低くなるし、多くて悪い事ってないですよね。だけど何より一番大切なのは誰よりも自信を持って『私が1番』の気持ちで着くことかな♡
まずは確率を上げることから。
自分の可能性は自分で広げてあげなきゃ♡ 「フリー着きたくない」とか言ってるコは結構いるけど、売れるまでは「着きたい!」しかなかったですね。それは六本木に移った当初もそう。初心に返って黒服さんにも「いっぱいフリーつけて下さい!」って言ってました。「れみさんって名前も売れててナンバー1だったのに、なんでそんなフリー着きたいんですか?」って不思議がられてたから、そのぐらいガツガツしてるのは逆に珍しいのかも?
今はどうですか?
指名のお客様で埋まってるからなかなか難しいけど、ある程度お店が選抜して推された席に1日1、2組着くって感じです。今でも新規の席にどんどん着いていきたいって気持ちはあります。
有名になったら初回指名しか着かないっていうやり方もあるけど、売れたからこそフリーに着いてもやりやすいってありますよね。れみが席に着いたら、「あ、れみれみちゃんだ」ってなるから、そこで興味があるかどうか指名するかどうか決まる。有名なのにフリーで着いてくれた、嬉しい、じゃあ飲み直しで指名するからシャンパン入れていいよってなるパターンもあるし、逆にタイプじゃないってなることもいる。いずれにしても着いた瞬間にお客様の気持ちは決まる。だから一瞬着くだけでいい。
「他のコがしない努力をすればいい」とも言ってましたが、どんなことをしてました?
キャバ嬢のイメージの逆を行く? 「キャバ嬢だからそんな感じだよね」と思われないような生活を送るようにしてました。誰よりも早寝早起きをするとか。キャバ嬢のコって基本、遅寝遅起きだからそれだけでも結構違ってくる。おはようの連絡が18時に来るコと、10時、11時に来るコだったら、午前中に連絡が来るコのほうがちゃんとしてる感ないですか?
仕事は夜だけどライフスタイルは昼。日中から行動して毎日何かしらの美容メンテを入れる。その頃からエステはめっちゃ行ってましたね。人の3倍は行く(笑)。エステで顔も体もピカピカに磨き上げる。
自分磨きに手間と時間とお金をかける。
身に着ける物にお金をかけるのも、かわいくいるのもキャバ嬢としては当然だけど、それプラス、ボディメイクの部分でも努力をしてきたと思う。ただ細いんじゃなくて、出るとこ出てて引き締まっているところは引き締まってる、そういう女性らしい体を作るために週2でパーソナルトレーニングにも通ってました。
ちゃんとしてる感がすごい…。
夜まで寝てて家とお店の往復で終わるみたいな生活してたら、「私アフター行かないキャラだよ」と言ったところで、「え? どこらへんが」ってなっちゃうじゃないですか。説得力なくないみたいな。普段から早起きして日中活動してたら「そうだよね。れみはちゃんとしてるコだもんね」って納得してもらえる。行動を理解して欲しかったら、理解してもらえるような行動を自分からする♡
確かに。説得力がある。
このお客様はいっぱい使ってくれるからアフター行くとか、バースデー前だから店外するとかそういうことは一切しない。0か100か。しないって言ったら絶対しない。行動に一貫性があれば説得力もあるし信頼につながりますよね。
れみさんは、「どう売っていきたいか」につながる努力を徹底してきたんですねぇ。
人より努力すればどんなやり方でも売れることはできるし、結果を出して認められれば自分らしく生きていけるから。そこは頑張りました♡
結果を出せなかったら妥協せざるを得ない場面も出てきますもんね…。
でもやり方って1つじゃないから。頑張っても上手くいかなかったとしても、自分はこうだっていう軸さえブレなければまた新たなやり方を試せばいいと思う。
どんなスポーツ選手でもどんな有名アーティストでも、そんな最初からパッと成功したわけじゃないじゃないですか。浜崎あゆみさんだって歌手として不動の地位を築くまでにはそれなりの道のりがあったわけだし。自分を貫いて売れるって、突き詰めるとねばり強さなのかもしれないなって思う。どこまで気持ちを強く持っていられるか。
逆に最初から成功した人は早く消えちゃったりもするし。挑戦して努力し続けたプロセスがあったからこそツラいときも頑張れるんだと思う。だから成功するまでの過程も大事だよね。どう戦っていくか。それが自分の生き方の土台になるし、土台がしっかりしてれば少々のことがあっても揺らがない。私はそういうふうに生きていきたいな♡
「嫌!」という感情から目を背けずに「だったらどうするか」を考えて実行する。それがきっとれみさんの強さの秘密。今日も熱いれみさんが素敵でした!
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