有名キャバ嬢さんがもれなく備えているものといえばキラキラでハッピーなオーラ。それはどんな生き方から生まれるものなのか? 仕事も推し活も超充実! 長年夜の世界にいながら「闇がない」と評される『ZOOミナミ』の一條りおなさんに、いつもご機嫌でいる方法をインタビュー。「楽しいことばっかり人生」が送れる秘訣とは?
「捉え方しだいで世界は変わる」ベテランキャバ嬢ならではの含蓄あふれる幸せ論。人と自分を比べてしまう、自分の性格が好きになれない、そんなお悩みを持つ方に刺さりまくること請け合いです!
りおなさんって陰がない。安心して見ていられるというか明るさに安定感がありますよね。
能天気なんですかね? 友達やお客さんにも「闇の部分が全く感じられない」とはよく言われます。ずーっと夜の仕事をしてるのに謎って(笑)。YouTube(ZOOの会社が運営するチャンネル『大阪キャバストーリー』)に出たときも、第三者インタビューで同じようなことを言われていて、「へええ、そうなんや」って思いました(笑)。
『伝説のキャバ嬢 一條りおな』、見ました!
恥ずかしいw あれ、初YouTubeだったんですよ。今までずっと動画を避け続けてきたので。
闇を近づけない術とかあるんですか?
いや、そんなものはないw でも、普通にシンプルに毎日楽しいんですよ。だからじゃないかな。時には大変なことや辛いこともあるけど、楽しいことばっかりの人生のほうが良いじゃないですか。
「楽しいことばっかり人生」送りたいですね! 秘訣は?
うーん。好きなことをする? 自分を幸せにしてくれるものがいっぱいあったら自然とそうなる気がします。
りおなさんを幸せにしているものといえば?
推し活!(笑)。推しがいることです。今集中してハマっているのはStray Kids。ダンスラチャの3人も好きだけど一番の推しはフィリックス。あと最近、RIIZEのウォンビンくんがどストライクすぎて注目してます。日本のアイドルでは引き続きSexy Zoneの(菊池)風磨くんが好きです。この方は一生推しです♡
推しはどんな存在?
刺激と向上心、幸せを与えてくれる存在ですね。私、アイドルのプロみたいな人を好きになるんですよ。職業は全然違うけど見られる仕事というところに多少共通点があるというか。推しのプロ意識や人間性を物語るエピソードに触れて勝手に刺激を受けてます。すごっ!って。
「仕事」も自分を幸せにしてくれる大事な要素だったりしますねぇ。昔はしんどいみたいなものもあったんですけど気づけばいつの間にか。今は出勤が楽しみの1つだったりします。
しんどいときもあったんですね。
主に気疲れ? 私、超A型っぽいというか。根が真面目やし空気も読むし、気にしいは気にしいなんですよ。いわゆる売れっ子キャバ嬢さんのメンタリティとは真逆だから。それで疲れちゃうこともあったんですけど、そんなにいろいろ気にしなくてもいいんだなってわかってきて。少しずつ開放的になっていったみたいな。
気働きできる故に疲れちゃう。
そんな感じでした。ミスしたときもすごい申し訳ないと思って猛省しちゃうような。失敗してもキャラで許されるってあるじゃないですか。私の場合優等生タイプなので1つのミスがめっちゃ目立つみたいな。だから極力粗相のないように生きてたんですけど、実際、ミスしても実はそんなに大ごとでもないというか、むしろ「珍しいね。よっぽど疲れてたんやね」とか、優しい解釈をしてくれてるんやなってことに気づいて。
人は思ってるより優しいと知り?
周りって、自分が思ってるより温かいんやな優しいんやなって。そのへんからものごとの捉え方が変わりはじめ、自分の性格や性質も受け入れられるようになっていった気がします。なんていうか自分にも人にも寛容になりましたね。
他人と比べなくなってから圧倒的に生きやすくなったっていうのもあります。自分のマインドの持っていき方とか今はすべて自分軸なんで。
人と比べてた頃もあるんですね。
真面目で常識的っていうところ、自分の優等生キャラに若干コンプレックスがあって。キャバ嬢向きなコを見て「なんで私はなれへんのやろ」って思ってた頃もあったんですよ。悔しいとか羨ましいとか、そういう負の感情もその頃はありました。
比べない訓練したの?
自分にも人にも寛容になっていった流れのなかで徐々に。なんかちょっとずつ変わっていったのかもしれない。でも、最初のうちは思考の持って行き方を意識して変えたりはしてました。人と比べてしゅんとしてる自分に気づいたら、「私があのコになれないように、あのコも私にはなれないんだ」って改めて言い聞かせたりして。それで正気に戻るみたいな(笑)。
今のりおなさんは?
優等生タイプな自分もいいじゃないかと思って生きてる(笑)。律儀な性格やから良い人間関係が築けてるんやなとか、お酒が飲めないからそのぶん冷静に場を見れるとか、普段ちゃんとしてるからこそ接待の席を任せてもらえるんやとか…。真面目を得意ジャンルってことにして堂々と常識的キャバ嬢を貫いてます(笑)。
幸せマインドの構成要素も知りたいです。いつもご機嫌でいられる理由なんだと思います?
それこそこの前、(愛沢)えみりちゃんとも機嫌よく生きる話をしていたんですけど、『他人に期待しない』と『自分の機嫌は自分で取る』これがやっぱりベースだな、という結論に至りました♡ 『他人に期待しない』は、「この人はこうしてくれるだろうな」という期待を抱かないという意味で。
それは甘えですもんね。
勝手に期待するから応えてもらえなかったときに裏切られたと感じる。とはいえ無意識のうちに期待してるってやっぱりあるんですよね。そういうとき、期待通りに行かずがっかりしたときは、「それをしてあげたいとその人に思わせることができなかった自分がまだ未熟なんだな」と思うようにしてます。
自分の機嫌はどう取ってるんですか?
自分の願望を自分で叶えてあげてます。ちっちゃいとこから全部そう。今、「甘い物が無性に食べたい!」と思ったら食べる。我慢しない。そしたら自分の幸福度ってちょっと上がるじゃないですか。「今日は甘い物食べに行こう。何食べよっかなぁ♪」とか楽しみもできる。そうやって願望を叶えてあげてると日々ちょっとずつ満たされるからご機嫌でいられるんです。
欲望が暴走したりはしないの? たとえばもっと食べたいとか。
だったらもう自分が満足するまで食べます。そこも我慢しない。でも、食べられる量には限界があるし、美味しいなぁって味わって食べていると案外適量で満たされますよ。あとは代謝が上がるように食べたらエステ行こうとか、ちょっとマシになりそうなこともセットにしたり。
食べ物以外もそうですね。たとえば「推しのライブがあるけど忙しくなりそうやからあまり休みたくない日…どうしよう」ってなったら迷わず推しを選ぶ。そのぶんそれ以外の日にいつも以上に頑張ればよし! という考え方。
周りのいろんなものに目を留めるっていうのも結構幸せ感をくれるなって思います。夕方、空が水色とオレンジのすごいキレイなグラデーションになっているのを見たりしたら、「わあぁ、めっちゃキレイ♡」ってそれだけでも嬉しくなるってあるじゃないですか。
通り過ぎてしまうような小さな感動の積み重ねが幸せ感につながっていると思うので、空気の匂いに季節の変化を感じたり、花屋さんでかわいい花を見つけたり、そういう些細な感受性を大事に。日々小さな感動を拾って生きてます(笑)。
人を羨んだりする感情、今はゼロ?
いや、やっぱりありますよ。「いいな〜」って。それ以上深くは考えないけど。たとえば「大阪に推しが来る!」というとき、「こんなに近くに来るのに会えない。でも会える人はいる」そういうときに妬ましさや羨ましさが生まれるわけじゃないですか。だったらまずはどうにかして自分がそこに行ける努力をするんですよ。
チケットの抽選にめっちゃ応募しまくるとか、人にもお願いして抽選参加してもらうとか。ありとあらゆるツテをたどるとか。その場に行くためにできることはとことんする。とことん手を尽くした後だったら、無理でも結構あきらめつきますね。イベントに行ける人たちを見ても、「あの人たちはきっと前世でめちゃくちゃ徳を積んだ、すごい人たちに違いない」って思える。
妬ましさどころか尊敬!
とことん手を尽くして無理だったわけだから、自然とそういう発想になるんですよ。「普段めちゃ良いことしてるから運も上がったんだな。私は善行がまだ足りない。ちゃんと生きよう」みたいな (笑)。だから倍率高いイベントに行けたときは、周りを見渡しながら「ここには最強の運を発揮した人たちが集っている。ここは日本一のパワースポットに違いない」とか思ってます。すごいな〜って。
ついつい推し活にたとえがちですけど、すべてのことに言えると思う。「かわいいあのコが羨ましい」だったら、とことんかわいくなる努力をしてみる。それでも追いつけないんだとしたら逆にリスペクトしかなくなるから。「こんなに努力しても追いつけない。やっぱりあのコは最強!」って。
こうして聞いてると、りおなさんは年々ハッピー度増してそうですね。
そうかもしれない! 30うん年生きてきて今が一番楽しいですもん。でもそれ去年もそう思ってたし一昨年もそう思ってた。毎年更新されていってる。
いろいろ言われるじゃないですか、「いつまでキャバクラやるの?」とか。「え〜結婚しなよ。りおなには幸せになって欲しい」とか。「え、めっちゃ幸せなんですけど、今!」みたいな(笑)。年齢だとか結婚してない=まだ幸せじゃない的な価値観とか、そういうとこから自由になるとめっちゃ楽ですよ。
「幸せになって欲しい」は使い方要注意ワードですね。
でも、そういう価値観の押し付けが透けて見えるコメントに対しても、ん?ってなることなくなりましたね。別に人生に正解があるわけじゃないから、好きなことやってたらいいんですよ。自分の未来を限定しなくたっていい。
自分を幸せにするのは自分だし、もっと突き詰めていえば幸せは自分の捉え方しだいですよね。ものごとってどこから眺めるか、どう捉えるかで全然変わってくるから。実際、私の毎日もここ数年で何かが激変したわけじゃない。ただ受け止め方が変わっただけ。その現実をどう見るかっていうスタンスしだいで、見える世界は180度変わるなって思う。
奥深い…。
そこそこ長く生きてるんで(笑)。あと、関わる人たちでも変わりますよね。人間って近くにいる人に少なからず影響を受けるから。ネガティブな人といるとネガティブな思考に寄っていくし、ポジティブな人といたらポジティブに寄っていく。ハッピーに生きたかったらハッピーマインドの人に寄っていくのがいいと思う。自分の思考も幸せ寄りになっていくし、それに引き寄せられてハッピーな人たちも寄ってくる。良い循環が生まれると思います♡
楽しいことばっかり人生を生きるりおなさんのハッピーマインド。心が楽になるヒントが満載でしたね。現実は変わらなくても捉え方しだいで世界は180度変わる。覚えておきたい教えです!
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