コロナの自粛期間中に爆発的な盛り上がりを見せたライブ配信サービス。YouTube LiveやLINE LIVE、SHOWROOMなど様々なサービスがある中でも目立って急成長を遂げたのが、17LIVE(=イチナナ)です☆
イチナナはコロナの影響を多大に受けたキャバクラ界にも普及し、進撃のノアさん、みゆうさん、椿そらさんなど有名嬢含むキャバ嬢たちもライバーとして参戦。アジアンクラブ・れみさんもその一人でした!
一時的なものと思いきや、自粛後も引き続き配信を続けるコがも多数! お金なのか、ステータスなのか、果たしてイチナナの何がそれほどまでに惹きつけるのか。現在も配信を続けているれみさんにお話を伺いました♥
―コロナの自粛期間中にイチナナを始めて今も継続中ということで。同じくイチナナライバーの椿そらさんともイベントで戦ったりしました?
戦いました♥ お互い5月の自粛のときに始めて、“疾風”っていう新人イベントも一緒でした。それで「アジアンとジェントルで1、2とりたいね!」って言って♥
―その時期、ライブ配信サービスを始めるキャバ嬢の方は多かったですよね。
そうなんですよ! それで、そのときの疾風イベントがキャバ嬢の戦いみたいになっちゃって。めちゃくちゃバチバチwww でも結構仲良くみんなやっていて、そんなにギスギスしていないんですよ。みんなで頑張ろうみたいな。それも楽しかったですね。
―店を越えてのキャバ嬢レースって感じですね。
負けられない戦いがそこにあるみたいなww 仲良く戦ってはいるんですけどイベント最終日とかヤバかったですよ。私なんか9時間とか配信しちゃいましたね。そのときはそらさんが1番、れみが2番でした。私が1番とれたのは3回目のイベントのときですね。『大航海時代に転生したらどう生き延びる?』っていう海賊イベントで1位とりました♥
―イベントには毎月参加しているんですか?
ガチ参戦は月に1、2回ですね。それ以外のときは“バッジ集め”をしてます。バッジ集めっていうのは、たとえば「100万ポイント以上誰かが応援してくれたらバッジがもらえます」みたいな形で、集めたバッジによってライバーとしてのグレードが上がっていくみたいな。イチナナやってない人にはなんのこっちゃわからんって話ですけど。イベント参戦してないときはそういうことをしています♥
―通常通りの出勤が始まってからは、いつLIVE 配信をしているんですか?
主に出勤前や出勤終わり。それ以外にもタイミングを作って毎日配信。イベントにガチ参戦するときは少なくとも毎日2時間は配信するようにしています。専業の配信者の方からしたら、それでも配信時間は短いかもしれないですけど。
―れみさんのような売れっ子だったら、キャバ嬢の仕事に戻ったいま、配信をやめたとしても不都合はなさそうですけど?
キャバ嬢と両立するって決めて始めたことなので。そもそもイチナナはお金が欲しくて始めたわけではなくて、自粛期間を少しでも知名度を上げる時間に使えたらプラスだなと思って始めて。で、やるからにはちゃんと続けたいし両方頑張りたいんです。「配信時間短いくせに!」って叩かれたりもするけど、逆にそこは気にならなくて。自分の中で、「ここまでちゃんと私は頑張ってる」って思える自分でいたいというか。そこが大事なんですよね。
―イチナナでの収入はどのくらいいくものなんですか?
正確な金額はちょっとわかんないですけど、ポイントであれば普段は5,000万ポイント以上はいきますね※。最高8,000万ポイント以上いったこともあります。
※イチナナのロイヤリティは1ポイント=1円とされ、そこからライバー自身の報酬となる還元率は公式・非公式ライバーなどライバーによって変わってくるのだそう(還元率は公式ライバーで3〜5割などと諸説あるが、非公式)
―キャバクラのほうはどうですか。目標売上を設定していたり?
そこはイチナナをやっていても変わらず。週4~5出勤ですけど売上は安定しています♥ 目標とかは「なるようになる♥」であんまり決めてないです。でも、お客さんが途切れる時間がないようにしてれば、ちゃんとした売上は毎月立てられています♥
―1カ月先から同伴の予定を埋めていくんでしたっけ?
そうです。基本的に出勤する日は必ず同伴するようにしていて、1カ月先の金曜日から順番にすべて埋めていくようにしています。同伴したらそのお客さんが大体終わり近くまでいてくれるので安心だし、その間に他にもお客さんは来るし、連絡なくひょいっと来る人もいるし。それで安定していくっていう感じすね。「出勤さえすれば誰かしら勝手に来てくれる」とは思っていないので、ある程度は事前に見通し立てておきたい派です (笑)。
―キャバクラのお客さんとやり取りする時間も必要、配信する時間も必要となると、睡眠時間以外に自分の時間は確保できるものですか?
そこは時間の使い方しだい。私はひとりの時間が絶対的に必要なタイプですけど、それでもどうにかなってます。逆にひとりの時間も確保した上での「配信は2時間が限界」という設定かもしれない。
―時間の使い方しだいというと?
早寝早起きです♥ 早起きといっても夜の仕事なんで早朝じゃないですけどね。でも、午前中には起きてお客さんにLINEして、ジムへ行ったり、美容室へ行ったり、自分の用事をテキパキこなしてからその日の仕事が始まるみたいな。きちんとした生活を送っていると時間配分も上手くいきます。夕方まで寝ちゃった…みたいなこともないので。
―アフターに付き合って帰りが朝になっちゃったみたいなことは?
それはないですね。そもそも、私のお客さんって朝まで飲み歩くような人も、お酒を無理やり飲ませてくるような人も、日曜日に誘ってくる人もまずいないんですよ。それは多分、私がそういうタイプじゃないから。お客さんは自分の鏡だなって思います。恋愛も友達も全部そうだと思うんですけど、周りにいる人は全部自分の鏡。
―きちんとしているから、合わない人が寄っていない?
そうだと思います。「こういう仕事だからこそちゃんとしていたい」って気持ちが強いので。私が男の人だったら、毎日朝まで飲み歩いて、毎日二日酔いで夕方まで寝てるようなコを指名したいと思わないし、好きにはならないと思うので。「自分がお客さんだったら」「自分が男の人だったら」と自分に置き換えて考えると、きちんとしていたいって思うんです。
―ちなみに「ひとりの時間」がなくなるとどうなるの?
精神的に疲れてヤセちゃいます(笑)。イチナナとキャバクラのバランスが上手くとれなかったときはひとり時間が減って弱りましたね。詰め込んでいくとどうしても自分の時間を削らざるを得ないので。
―どうやって問題を解消したんですか?
場所にこだわらないことで解消しました♥ 配信者の方ってみんなちゃんと自分の部屋でソファーとかに座って配信することが多いんですけど、私は結構自由にやってます。お家でビシッとキメて音楽流して…とかよりは、自撮り棒を持ちながら「おはよう、みんな♪」みたいな感じで。タクシーの中だったり、撮影と仕事の合間だったり、結構いろんな場所でいろんな自分を見せてます。
―「イチナナはキャバ嬢と両立すると決めて始めたこと」とおっしゃっていましたけど、嫌なことだったら苦行でしかないですよね?
嫌じゃない(笑)。楽しいことだから続いています。むしろ心の拠り所的な感覚もあるかもしれない。私、人間不信で人を全く信じていないんですよ。友達も少しでいい、狭く深くみたいなタイプ。あまり人を好きになったりもできないし孤独感も強い。でも、イチナナでは人の優しさとかあったかさを感じられたんですよね。リアルで会ったことないのに私のことを応援してくれたりとか、私の配信ルームを盛り上げてくれたり、守ってくれたり…。
そういう人たちに出会ったときに、人間不信で人間嫌いな自分が少し開放されてきたのかなみたいな。人を信じられるようになったとかじゃないんですけど、ぬくもりや優しさを受け取って、自分自身がちょっと変われたような。
―人間不信で孤独感が強いほうなんですね?
性質とか生い立ちとかいろいろあると思うけど…。ひがみや嫉妬、そういう中で自分だけを信じて生きてきたほうだから。頼れるのも信じられるのも自分だけみたいな。で、職場もキャバクラじゃないですか。女のコ同士の間にはやっぱり緊張感はあるし、お客さんとの関係だってはかないし不安定ですよね。「大好きだよ」っていくら言ってても、落ちなかったら「じゃあ、いいや」って去っていくじゃないですか。人ってそんなもんだし、いついなくなってもおかしくないって冷めた考えが強くて。
―人は自分の都合で生きてますからね。
キャバ嬢として生きていると人間不信や孤独感って強くなるんですよ。同時にそれが自分を守る方法でもあったりするし。「人なんかどうせ裏切るし、いつかいなくなる」くらいに思って一枚壁を作って生きていれば、少なくとも傷つかないから。でも、イチナナだとそういう警戒を少し解いても大丈夫なのかもしれないって感じられるんです。人間不信も孤独感も消えはしないんですけど、壁を作って心を守る必要は少ないかもしれない。
―ちょっと安心できるみたいな?
圧倒的なギブがある? キャバクラって基本ギブ&テイクじゃないですか。楽しい時間とかスペシャル感とか心の隙間を埋めるとか、何かしらこちらが与えることで見返りをもらう。それは相手も同じで「これだけしてあげたんだからこのぐらいしてほしい」そういう気持ちは多かれ少なかれあって。そこが釣り合っている限り関係は続くけど、バランスが崩れると切れていっちゃうみたいな。
でも、イチナナのリスナーさんって見返りを求めてこないんですよ。会ったこともないのに私を1位にするためにコインで応援してくれたり、24時間いつ配信しても必ず見てくれる人がいたり、ずっとギブなんです。もらうと人って返したくなるもので、こんなによくしてくれるみんなのために私も精一杯ギブしたいって自分から思うようになるんです。みんなを喜ばせたい、みんなのための何かしたい。そこにすごく幸せな関係性がある気がします。
―キャバ嬢はなぜ配信にハマるんだろうと思っていましたが、なるほど~。
しかもイチナナって平和なんですよ。意地悪してくる人も、変な人もいない。リスナーさん同士も仲良いし、配信者同士もギスギスしてないし。「みんな頑張ろう♪」っていう感じで場がポジティブ。そこもすごくいいんです。今まで知らなかった世界♥
―リスナーさんを喜ばせるためにれみさんはどんなことを?
それね、すごく考えたんです。私にできることって何だろうって。それで「みんなのことも1位にしてあげたい」と思ったんですよ。子供の頃って足が遅くても転んでも徒競走ではみんなゴールを目指して全力で走ったじゃないですか。でも、大人になって同じことしたら全力で走る人って多分少ないじゃないですか。その上大人になるほど言い訳がましくなって、「でも」と「だから」で自分を守ったり。だからこそ、そういう言い訳を全部取っ払って、全力で1位を目指そう、そしてみんなで1位をとって。みんなを1位にしたい。そう思ってます。
―大人になると全力で1位を目指すみたいなことってないですね。言い訳も上手くなるけど(笑)。
だからこそ、1位をリスナーさんと一緒にとりたい。そのために全力を出す自分を見せたいしそれが恩返しかなと思ってます。みんなからぬくもりとか優しさをもらっているだけじゃなくみんなで1位をとる。1位をとって「みんなも1位だよ」って言えるように。
―1位をとることがプレゼント?
できないことを何かのせいにしない自分でいたいってすごく思います。「キャバクラもあるし…」とか、「○○さんのほうがライバー歴長いし…」とか言い訳をしない。大人になると逃げ場を見つけることが上手になるけど、そうじゃない生き方もできるっていうところを自分で体現してみんなを勇気づけたいし誇りに思ってもらいたい。そのためにイベントにガチ参戦して本気で頑張るとか、毎日マメに配信を続けるとか、一生懸命な自分であり続けることが私にできる恩返しだと思って続けています♥
「キャバクラがあるからイチナナも頑張れる。イチナナがあるからキャバクラも頑張れる。両方あって良い感じにバランスが取れている」というれみさん。キャバ嬢とライバー、二足のわらじ生活はこれからも順調に続きそうです♥
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