キャバ嬢、モデル、ドレスブランドのプロデューサーと幅広く活躍している六本木『JUNGLE TOKYO』の桜井みづきさん。Instagramでみづきさんへの質問を募集したところ、たくさんの声が寄せられたので前・後編2回に渡って回答をお届け! 前編は、夜のキャリアについて。水商売歴やキャバ嬢としての働き方をまとめた『お仕事編』です。21問21答でみづきさんのお仕事観に迫りました♡
Q1. この業界に入ろうと思ったきっかけは?
A. 再就職先が倒産した。
会社が倒産して求職活動をしていたとき、「キャバクラをやってみて欲しい!」と激推ししてくれる友達がいたのがキッカケです。水商売は考えていなかったけど、いかにキャバクラが向いているかをLINE長文で説かれて考え始めました。「まあ確かに、なかなか再就職先も決まらないしつなぎとしてちょっとやってみるのもいいかな」とはじめたところ、持ち前の真面目を発揮して無我夢中で頑張ってしまい今に至るみたいな感じです(笑)。
Q2. 水商売のキャリアは?
A. キャバ歴は4年弱くらい。
キャバクラは23歳になる2月からなので、もうすぐ丸4年。ただ、大学1年生のときにバーでバイトしてたことはあります。バーといってもガールズバーとかではなく、三宿のちっちゃい普通のバー。そこで夜8時から朝5時まで、仕込みをしてグラス洗って業者に発注してお店の掃除してみたいな。当時はタクシーに乗ることもなく自転車キコキコこいで通ってました。
Q3. 売れなかった時代どう頑張ったか教えてください(自称・売れないキャバ嬢より)
A. 毎日アフターはしご!
ジャングルに入った当初は未経験、指名ゼロ、売上ゼロだったので、フリーに着く→場内をもらう→フリーバックを頑張るっていう基本的な3ステップを繰り返してました。毎日アフターのはしごをして営業も鬼マメ。家に帰ってきてからもずっと連絡を取り続け、そのうち朝になっておはようLINEをみんなに送り…いつ寝てるの? みたいな(笑)。
ひどいときはずっと起きてて、途中途中で30分ほど気絶しながら連絡を取り続けるみたいな毎日でした。でもここまでやるのはおすすめしない! 続かない働き方だし心身にガタがくるから(笑)。アフターを頑張ってマメに連絡するようにすれば十分じゃないかな?
Q4. 同伴の誘い方は?
A.「今度このお店に行きましょう♪」
私の場合、食が心底好きで美味しいものを食べることが生き甲斐なので、同じように食に喜びを感じる人と同伴することが多いです。接客中の会話も「どこどこの○○が食べてみたい」とか、「ここすごい気になってるんだけど、一回も予約取れたことがなくて」とか、そういう話をずっとしてるから。お互いに「今度この店に行こう」「このお店予約取れそうだから一緒に行こう」という感じで自動的に同伴が成立するみたいな。
食と同伴は直結してるから、食べたいものや行ってみたいお店を自分の中にたくさんストックしておいて話題の中に織り交ぜつつお誘いするっていうのが自然でいいんじゃないですかね。
Q5. 業界の他の方にはないナチュラルさの秘訣は?
A. 普通の人だと思ってるからかな?
昼職の社会人経験も一回挟んでいるし、水商売も最初に経験したバーは立ちっ放しで時給1,200円みたいな世界だったから。キャバクラでこれだけ高額なお金をもらえるのはあたり前のことじゃないと思ってます。今はたまたま稼げているだけで自分自身は特別な人間じゃない、ただの普通の人っていう意識も強いです(笑)。
Q6. 女のコは接客し難いですか? 会いに行きたいです!
A. ぜひ! 女のコのお客様も多いですよ♡
女のコだから接客し難いとか全くないですよ。最初の頃は「そんな自分、大した人間じゃないからなぁ」って恐縮しちゃって何話していいかわからなかったときもありましたけど、今は全然。定期的に来てくれる女性のお客様も多いし、女のコが来店されたときはガールズトークを楽しんでます。
ちょっと前の話ですけど、その日来てくれたお客様が全員女性だったこともあります。一緒に男性のお客様も来てるけど指名してくれているのは全員女のコみたいな。4、5組くらい女のコで楽しい1日でした♡
Q7. 接客するとき意識していることは?
A. 心の距離は近くありたい。
盛り上げ上手とか、恋愛の駆け引きが抜群に上手いとか、キャバ嬢さんそれぞれに得意ジャンルはあると思うんですけど、私はどちらかというと“心の距離感”を縮めることが得意かも。その場限りの一過性の関係ではなく人として長く関わり続けられるように、心はいつも近くありたい。普段からそこを意識してます。
悩み事や心配事って身内や仕事関係の人には打ち明けられないってあるじゃないですか。関係性が近しいからこそ気軽に言えないみたいな。でも逆にキャバ嬢だったら言えるってあると思うし、実際そういう話をしていかれる方もすごく多いので。家族とも友達とも違う、恋愛的な感じともまた違う。けど、心の距離は近い。そういう存在でいられたらなって思います。
Q8. みづきちゃんのナンバーは?
A. 不明。でも以前より売上も顧客数も増えてます。
コロナ前はナンバーがあってそのときは1位で表彰されてたんですけど…。コロナを経てランキングがなくなりました! 聞けば自分のナンバーは教えてもらえるんですけど、「余裕を持って楽しく働こう」にシフトして以来、全く聞かなくなっちゃいました。でも、ワーカーホリックみたいな働き方をしていた頃より、売上も顧客数も上がってます。なんでだろう…謎(笑)。
Q9. みづきさんは何営業ですか?
A. 年齢関係なく友達営業♪
よくしゃべるのであんまり色恋っぽい感じにならない(笑)。職業・年齢・性別問わず何度か通ってもらううちにすっかり打ち解けちゃうんですよね。友達って言ったらまた違うのかもしれないけど、おじさまでも仲良くいろんな話ができる間柄になります。
Q10. 今もフリーの席は着きますか?
A. あまり着かないです。
既存のお客様以外に初回指名のお客様も多いので、ここ数年ほぼほぼフリーに着いてないですね。どちらかというと苦手かもしれない。たまに女のコが「ここ着いて欲しい」と枝のお客さんを紹介してくれたり、「どうしてもここだけ着いてください」というお店からの圧でフリーに着いたりするけど、めっちゃ緊張してます(笑)。
Q11. お客様の掴み方は?
A. 好きなものの話から仲良くなる。
はじめましての席ではお客様の趣味とかハマってるものとか、好きなものの話を入り口にして仲良くなっていくことが多いです。好きなものの話題だったら広がりやすいし、語れることもいっぱいあると思うので。私もそうですけど自分の好きなものや得意なことの話をしているときって楽しいから。打ち解けやすい気がします。フリーにたくさん着いていた頃もこのやり方でしたね。
Q12. 最高売上が知りたいです!
A. バースデー月の5,000万ちょい♡
バースデーがあった2月(2022年)に5,000万超えしたのが最高売上です。バースデーイベントとその月の売上とを合わせてそのぐらい。
Q13. みづきさんは時給制? 売上制? 売上の場合はいつから売上になりましたか?
A. 時給と売上の良いとこどり♡
今も時給っちゃ時給ですよ。ジャングルの場合、時給と売上とでそのときの良いほうにスライドしてくれるので。そのへんしっかりやってくれるので安心してお任せしてます。
Q14. ジャングルってどんなお店?
A. のんびりおっとりした女のコが多いです。
社長は熱血で「頑張れ!」みたいな感じですけど、女のコたちは優しくておっとりしたコが多いと思います。ガツガツ・バチバチみたいなコはいないんじゃないかな? ガツガツしたコもたまに入ってくるけど、のんびりした雰囲気になじんでいくかもっとギラギラしたお店に移って行きますね(笑)。
Q15. お客様に飽きられないためにはどうしたらいいですか?
A. 相手のことを知って仲良くなる♡
お客さんが恋愛的にそのコのことを好きになって指名してくれるのは、熱量も高いし来店頻度も高いからワーッと上がると思うんですけど、結局は一過性のものだから。何年もそのコのことを好きで追い続けるってなかなかないと思う。それこそ恋愛的な感情しかなかったら飽きる飽きない以前に、このコ無理だって思ったら関係は切れちう。
入り口は好意とか恋愛的な感情だったとしても人として好かれる方向に持って行けたら長続きしますよね。「相手のことを知って仲良くなる」が、お客さんが切れない秘訣だと思ってます。
Q16. いじわるなことを言ってくるお客様への対処法は?
A. その場でNOって言っちゃう(笑)。
よっぽどひどかったら「そういうことを言われるのは嫌です」とはっきり言っちゃいます。そこまで言わなかったとしても連絡は取らない。指名されたら「違うコを指名して」って言います。たとえそれがすごくお金を使う人でも、苦しみながら仕事をしたくないので。
誰も彼も気に食わないから「NO!」っていうのは違うし、お客さんが1人もいなかったらそうも言ってられないからバランスは難しいけど…。私も新人の頃は耐えてました。接客業だし、お金を頂いている以上自分からお客さんを選んじゃダメだと思ってて。でも、その人がいることによってダメージを食らって心を病んで、自分の良いところを発揮できなくなったらトータルで見て損。ベストじゃない状態で接客するのは他のお客さんに対しても失礼なので。そう考えて方針転換したんですけど、そっちのほうが売上上がりました。
Q17. 毎月の売上はどのくらい?
A. 2,000〜3,000万くらいです。
普通にちゃんと出勤できてたらなんでもない月で2〜3,000万くらいかな?
Q18. 指名のお客様はどんな人が多いですか?
A. 圧倒的に優しい人が多いです。
いろんなお客様を見ているであろうお店の付け回しの人にも「みづきさんのお客様は圧倒的に優しい」と言われます。だから、体入の女のコを私の席にヘルプで着けやすいって。確かに優しい人が多いなって思いますね。そもそも怖い人や言葉が強い人は、「こわっ」って私が引いちゃうから仲良くなれない。必然的に仲良くなるのは優しい人が多いのかも。
Q19. 色恋になりすぎないけん制の仕方は?
A. けん制は難しいから口説かれたときに対処。
“けん制”かぁ…。難しいですね。自分が色恋掛ける気がなくても、相手がそういう感じで来ることはありますからね。普通に明るく話して盛り上がっていたらそういう雰囲気になり難いとは思うけど、口説こうと思っている人はどういう雰囲気でも口説くので。“けん制”よりもちゃんと言うかもしれないです。冗談で交わせないガチの口説きだったらやんわりと“無理”を伝えますね。
「こういうところ本当に素敵だなって思ってるけど、現状としてお付き合いできる時間はないんだよね」みたいな。1カ月、2カ月合わないとかザラになるし、付き合ったとしても「付き合っている」という言葉上の関係にしかならないから、結果お店でしか会えないよって。それを口説かれるたびに伝える。それでもいいっていう人もいますけど、「結局付き合えてなくない?」みたいな状態。こちら的には特に困ることはない(笑)。
Q20. バースデーイベントはしますか?
A. なんだかんだ毎年やってます♡
六本木だとみんなバースデー月間にしたり、半期のクールでやったりするので、イベントをする人は滅多にいないんです。うちのお店でもやってるのは私だけ。でも、告知ポスターを作ってお花を募ってみたいに大々的にはやってないです。イベントと称して内装を入れてタワーをする。そのくらいの感じですね。
Q21. お仕事的な今後の目標や野望は?
A. 夜でも昼でも仕事の幅を広げていきたい。
「夜引退します!」と言って、そこからいきなり何かを始めるんじゃなくて、徐々に昼間の仕事の割合を増やしていけたら理想。現時点でもキャバクラドレスのプロデュースをしたりモデルをしたり、3つ4つ昼のお仕事に携われているんですけど、そういう感じで広げていけたらなって思ってます。キャバクラのほうもあわよくば運営側にスライドしていけたらいいし、全部徐々に広げていきたいですね。
キャバ嬢・桜井みづきのお仕事観に迫った前編に続き、後編は美や恋愛、お買い物事情から貯金まで気になるあれこれを網羅した『恋とお金と美と人生』編をお届けします! 近日公開ですのでお楽しみに♡
<RECOMMEND>
こちらの記事もおすすめです。
働く一日に密着有名キャバ嬢紹介
日本一エンゲル係数の高いキャバ嬢『JUNGLE TOKYO』桜井みづきの 働く一日に密着!!
日本一エンゲル係数の高いキャバ嬢『JUNGLE TOKYO』桜井みづきの 働く一日に密着!!