コロナで客足が遠のいた時期もなんのその、終わってみれば2021年も売上好調。なんならゆるやかに右肩上がりだったという“せなぽよ”こと歌舞伎町『FOURTY FIVE』の藤澤せなさん。せなさんといえばプロデューサーの愛沢えみりさんをはじめ誰もが認めるお店一の努力家。そこには一体どんな努力があるのか? 普段から心掛けていることを“ぽよの法則”として場面ごとに教えて頂きました♡
「楽しい♪」を共有できる話題づくり
接客で心がけていることは自分が一番楽しむことです。よく言われることだけど究極これが一番大事じゃないかな。楽しい気持ちって伝染するのでいつも明るく楽しく♪ 最近の笑える出来事や楽しかったこと・嬉しかったことなんかを話して、相手もハッピーな話題を思いつきやすくしたりもしますね。
笑えるような明るい話題で盛り上がったら、後々まで「楽しかったな」っていう印象が残るじゃないですか。話した内容は忘れても「なんかあのとき楽しかったな〜」は残る。楽しいっていう感情を共有できたら最強なんですよ。だから、「楽しい気持ちをうつしてやれ!」みたいな気持ちで接客してます。
強制的にスイッチを切り替える!
メンタルが疲れているときや、嫌なことがあって気分が落ちてるときもあるんですけどお店ではスイッチを切り替えてます。目の前にいるお客さんと楽しむことが第一優先!
でも、ヘアメでかわいくしてもらって似合うドレスを着れば気分って仕事モードに切り替わりますよね。で、お店のかわいい女のコたちを見てればテンションが上がるし、黒服さんたちと話してるうちにだんだん楽しくなってきて通常モードに戻るみたいな。お酒も入ればさらに陽気な気持ちになるし。結果、出勤さえすればどうにかなる(笑)。
冗談でも相手を落とす発言はしない
お客さんとの関係性って難しいですよね。友達みたいに仲良くなっても友達じゃない。お金を払ってもらっている以上は“お客様”だから。その線引きとして私の場合は、ギャグでも落とすような発言しないように気をつけてます。
冗談のつもりでも人によっては冗談に聞こえないこともあるから。許容範囲が見えるまでは細心の注意を払う。お酒が入ると失言しやすいからそこは特に要注意。酔っ払ってもどこかに冷静な部分を残しておく。常に気を張って飲むようにしてます♡
飲むお酒でテンションを切り替える
団体で盛り上がっている席もあればひっそり1人で飲みに来ている席もあるし、卓ごとにテンションって違いますよね。他の卓のテンションを持ってこられると気分を害する人もいるので、指名がかぶっているときはその切り替えが結構大変。
昨日とかもそうでした。1つは盛り上がり系でテキーラ観覧車とかやっている卓で、もう1つは女のコを何人か呼んでまったり会話を楽しむ卓。温度差が激しい組み合わせ(笑)。切り替え方はいろいろあると思いますけど、私の場合は飲み物でテンションを変えるようにしてます。
盛り上がり系だったらシャンパン、ハイボール、テキーラ。まったり語る系だったらゆっくり飲めるワイン。ワインを飲んでぶち上がるってあんまりないから自然と落ち着きますよね(笑)。
全力笑顔でお見送り♡
せっかく楽しい時間を過ごしても、お見送りがグダグダだとテキトーな印象になっちゃうので最後まで手を抜かない。ちゃんとお見送りしたいのでお店では絶対つぶれません! 最後まで笑顔全開。お酒は相当飲んでるんですけど、気を張っていれば結構なんとなります!
名刺の裏面でキャラをアピール
フリーに着くときはいつもよりテンション高めでいきます。「せなぽよこと藤澤せなです」みたいな感じで親しみやすさを出しつつ、そのタイミングで名刺も渡します。脈がなさそうだったら名刺は渡さないとかそういうことは考えず、誰であれ最初に渡しちゃう派です。
名刺は、名前を覚えてもらうのと同時になんとなく自分がどんな人か伝わるといいなと思うので、普通にかわいい宣材の名刺でも裏面にはちょっと個性が出るようにしてます。
凝った名刺で話題を提供!
名刺は話題提供も兼ねているので、正統派の名刺からふざけたものまでいっぱい作ってます。名刺作りはもはや趣味なんですけど、変わった名刺だとそこから話が広がったりするので。遊戯王カード名刺を作ったときは「懐かしい!」ってみんな喜んでくれて好評でした。
ただ、ふざけた名刺が好きじゃない人もいるので、初対面の人にいきなりは渡さないですね。話していてウケそうだったら渡しますけど、大抵はある程度親しくなってから、「こんな名刺作ったんですよ」って渡してます(笑)。
自分を作らずリラックスして向き合う
はじめましての人でも緊張しないようにしてます。自分を作らずそのままでいるように。最初の頃とかカチコチだった時期もありましたけど、それだと緊張感が伝わって距離が縮まらないし、かしこまってたら相手も疲れちゃう。お客さんに楽しく飲んでもらうためにまずは自分からリラックスするようにしてます。
お客さんの得意・不得意も作らないようにしてますね。自分は求められる接客をするのみ。ノリの良さを求められているのか、落ち着きを求められているのか。最初は何を求めているかわからないから探り探りですけど。
遅刻ダメ。ゼッタイ!!
私、遅刻はしないです。2年も毎日出勤してて遅刻は一度もない。超ギリギリでもギリギリ遅刻はしない。すごくないですか?(笑)真面目だからっていうよりは“もったいない”って思っちゃうからだと思います。
だって、せっかく化粧して出勤したのに遅刻したばっかりに罰金引かれちゃうとか、もったいないじゃないですか。毎日出勤してるのに遅刻が多くてもらえる金額が少なくなったらテンション下がっちゃう。お給料をたくさんもらうことが働くモチベーションなので引かれるものを自ら作りたくない! 自分のモチベを下げないためにもペナルティは作らないようにしてます。だから遅刻・当欠は絶対しません♡
時間・約束守ります!
時間って誰にとっても大事なものなので、「自分の都合で人の時間を無駄にしない」が自分の中のルール。約束の時間は守るしドタキャンもしないです。
同伴もコース料理のお店だったりしたら、遅れることでお客さんにもお店の人にも迷惑をかけちゃうのでなるべく早め早めに行動。想定外の渋滞にハマって5分、10分遅れるっていうことはごくたまにあるんですけど、早めに動いているのでそれ以上大幅に遅れたことはないです!
マメじゃないぶん毎日店にいる
マメじゃないので、営業に関してはちょっと大きなこと言えないですね。LINEは「今日いる?」とかは返すんですけど、他愛もない会話は溜まりまくってます(爆)。
でも、マメじゃないからこそ毎日店にいます。行けばいるっていう状態が営業みたいな。日頃のLINEよりも来てくれたときに全力で楽しませるという方針です(笑)。
自分がされて嬉しいことをお客さんにもする
LINEがマメじゃない私ですが、お客さんの誕生日にはおめでとうLINEをします。まあ普通のことですけどww でも、1、2回しか会ったことのないようなお客さんにも送るっていうのがポイント。LINEの機能で「今日誕生日の人」が出てくるじゃないですか。それを活用して、「おめでとう」って一言程度でも必ずお祝いメッセージを送るようにしてます。
それが何かに繋がるだろうっていう下心はないんですけど、喜んでくれるかなと思って。嬉しいじゃないですか、「おめでとう」の一言でも。誕生日って年に1回しかないし自分がお祝いされるとすごく嬉しいから。そんな感じで自分がされて嬉しいことをお客さんにもするようにしてます。
その逆もまた然りで、自分がされて嫌なことはしない。普通のことですけど、そこを意識してやっています。
最大の努力はストーリーの投稿(笑)
キャバ嬢ならSNSを使いこなすのは常識ですけど、SNSがめっちゃ苦手なのでストーリー更新は自分の中では最大の努力です!
(愛沢)えみりさんに「ぽよちゃんもっと更新しな〜」と言われ続けてどうにかこうにかSNSへの苦手意識は克服しました。でもやっぱり毎日投稿するのは苦行です。頑張ってます。
ちょっと早めの時間、17時とか夕方くらいに「今日もよろしく」的な投稿ができるように心がけてます。それができなかったとしても1日1回はお店での様子をストーリーに上げる。これは絶対。自分が写ってなくても「今日もお店にいるよ〜」が伝わるように。
何かを毎日永遠に続けるって大変…。もう最悪文字なしでも載せます。とにかく毎日続けることを重視!
仲間意識を持って円満な関係を築く
キャバクラはチームワークがものをいうので、お店の女のコたちとは円満な関係であることを心がけています。そのために気をつけているのは揉め事を作らないこと。お客様関係での爆弾はもちろん、そう受け取られかねないような行動にも気をつけてます。
極端な話、自分にそんなつもりはなくても指名のコが問題だと思ったらそれがすべて。どう見えるかっていうことには重々注意して揉め事のタネをまかないことが重要だなって思います。
女のコとはホウ・レン・ソウを大事にする
トラブルを避けるためにお店の女のコとはホウ・レン・ソウを大事にしてます。ホウ・レン・ソウ苦手だったんですよね。自分の中で勝手に「まいっか」とか判断しちゃうほうだったので。
でも、大したことないかどうかって人それぞれじゃないですか。他のコからしたら大ごとだったりするかもしれない。ヘルプの席でお客さんうっかり触っちゃったとか。それだけで嫌なコもいるから。そこに気づいてからはホウ・レン・ソウを徹底しています。
特に女のコに対しては「報告」がすごく大事だなって感じます。たとえば他のコの指名のお客さんに街で偶然会って声掛けられたとき、こういうことはよくあると思うんですけど、そんなときは「さっき道で○○さんに会って挨拶したよ」と、できるだけ早いタイミングで一言報告。
自分の中では「ヤホー」って挨拶しただけのつもりでも、それを伝えずにいてお客さんからそのことを聞いたら、「なんで話してるの?」と気分を害することもあるから。
従業員との連携もホウ・レン・ソウ次第
お店の黒服さんたちとの関係では「連絡」と「相談」を特に大事にしてます。元々、全部自分の中で済ませちゃうみたいな傾向があって、人の相談は聞くけど自分の相談は苦手だったんですよ。でも、それじゃあ連携が上手くいかないなあと思って改めました。
本人が何も言わなかったら、周りが何かしてあげたくても上手く動けないじゃないですか。日頃からお客さんの情報を共有して、迷うことがあったら「これどうしたらいいかな」って聞いてみるようにしてます。
黒服さんの顔を立てるじゃないけど、自分の中である程度答えが出ていることでも一言意見をもらう。それだけでも一緒に仕事してる感が強まりますよね。連絡と相談はコミュニケーションなんだなって感じてます。
名前を呼んでお礼を言う♡
自分が「ぽよちゃんありがとう」って名前入りでお礼を言われるとすごく嬉しいので、何かしてもらったときにはその人の名前を最初に入れてお礼を言うようにしています。
ヘルプに着いてもらってたコと交代するときは、「○○ちゃんありがとう」みたいな。ただありがとうっていうのと、名前を呼んでお礼をいうのとじゃ全然違う気がする。なのでキャバクラは女のコの入れ替わりが激しいけど、名前もできる限り早く覚えるようにしてます。
・・・つらつらと語ってしまいましたが、まあこんな感じのことを意識しながら日々仕事をしています。何かしらお役に立てる部分があったら嬉しいです♡
せなさんのキャバ嬢としての心掛けをまとめた “ぽよの法則”! いかがだったでしょうか? 接客業でなくても仕事に生かせる心掛けがたくさんあったのでは。とりわけ最後の“仲間編”は、職業問わずお仕事をスムーズに進める上でも参考になりそうですよね♡
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