“鋼のメンタル”とはよく聞く言葉ですが、果たしてそれはどんな成分で作られているのか? お顔のかわいさだけでなくハートの強さもピカイチ、『ファブリック六本木』のきほさんに“きほメンタル”の構成要素を直撃! その強気はいかにして培われているのか詳しくお話をうかがいました。昼でも夜でもキラキラな自分でいるために欠かせないのはタフなメンタル! 自分らしく輝くために何ができるのか前後編でお届けします♡
以前、『売れる7ルール』の取材をしたとき、きほさんのメンタルの強さと安定感みたいなものに度肝を抜かれちゃいまして。改めてその部分を掘り下げたいと思ってます。
ああ、なるほど。わかりました♡
きほさんには「こんなお客さんはいらない」みたいな明確なラインってありますか?
めっちゃありますよ(笑)。線引きっていうよりも、大体ほぼほぼ合わないww 私に合う人のほうが少ない。数少ない合う人がリピーターになるっていう感覚。私は全然オールマイティーじゃないので。
合う人はどんな人?
「きほちゃんきほちゃん♡」みたいな、優しいお客様しか合わないです。まずそこで選別されるから、あとあと怒られるとか喧嘩とかないですね。だから指名の人たちはなんとなく雰囲気が似てます(笑)。
合わない人は?
オラオラの人は無理ですね。フリーとかで来たお客様には時々いますよね。女のコや店に対してオラついたり、当たりが強かったりする人。
仮にそういう人に指名されたら? 「結構です」って断るとか?
合わない人に指名されても普通に接客はしますけど、それ以上は頑張らないです。大事にするのは自分に合うお客様だけ。でも、嫌だなって思った人から指名されることってなぜかあんまりないんですよね。
指名を断ったことは過去に一回だけあります。私のお客様のお連れ様だったんですけど、その人から「今日から俺が指名する」って言われたときに「無理」って言いました。嫌いだったので(笑)。「(同じ卓だから)指名はどっちでもいいじゃん」とも言われたんですけど、「ちょっと無理かな」みたいな。
その場は大丈夫でした?
その場はまあ何事もなく。ただ、そのあと長文の嫌がらせLINEみたいなのが届きました。「お前みたいなやつはどんどん人が離れていくからな」みたいなLINEが。
プライドが傷ついたんですね。なんて返しました?
「勉強になりまーす」って返しました♪
強い!
それほどヒマじゃないんで。時間と心は自分のことを大事にしてくれる人に使わないとですよね♡
-きほメンタルの処方せん-
1)自分に合う人だけでいい
2)嫌いな人の言葉はスルー
「喧嘩になることがない」とのことですけど、メンヘラ起こされて揉めるとかもないんですか?
あ〜。メンヘラを起こされることはたまにありますけど、流して終わるかな。何かで相手が怒ったとしてもすぐ謝りますね。「すみません!」って。だから喧嘩にならないのかも?
すぐ謝るんですね。
ごめんなさいはタダなんで(笑)。言われて反撃して、さらに言われてまた反撃して…ってやってたら長くなるじゃないですか。長くなるのが嫌だから、「ごめんなさい!」で終わり。ラリーは一回で終わらせたい。
謝るのはコストゼロ。それで終わるなら話が早い。
人って一生怒っていられないじゃないですか。めっちゃムカついたとしても1年通してずっとブチ切れてる人っていないですよね。だから時間が経てば収まるなと思ったらとりあえずこの場は謝っておこうみたいな感じ。そしたら何カ月後かに普通に接してきてくれることは多いので。
言い返すターンを増やせば増やすほどどっちも怒りが増幅していくから、1ターンで終わらせます!
-きほメンタルの処方せん-
3)負けるが勝ちで精神のロスカット
きほさんの「ごめんなさい」は、私が悪うございましたっていうよりは、相手の気持ちが収まることを目的とした謝罪って感じですかね?
かもしれないですね。わかってほしくて怒るんだと思うから、一応一通り相手の話を聞いた上で「あなたの話はちゃんと伝わりましたよ」っていう意味での “ごめんなさい”ですね。
そもそもそんなに怒られることないんですけどね。お客様が怒ることも私が怒ることもないから平和です。
絶対私は悪くない、謝ったら負けだ! みたいな人もいますけど。
基本的に自分が悪いと思ってますもん(笑)。それに、謝られちゃったらそれ以上責められなくないですか? 責めてるほうが今度は悪いことしたなってなっちゃうから。
謝るけど我慢とは思ってない。反論したくてもできないから仕方なく謝るとかじゃないので。これ以上ヒートアップされるのも疲れるから謝っとこうみたいな感じです。
喧嘩するほど仲が良いとか、喧嘩して本気でぶつかり合うことで距離が縮まるみたいな人もいると思うけど、私はそっち派じゃないんです。その点、見ようによっては冷酷かもしれないですね。
それは冷酷なのかしら?
人には人の価値観があるっていう考え方なので、がっつり喧嘩してまで自分を理解してほしいとは思わないって感じですね。わかってほしいと思ってないからそういう意味では冷たいかもわかんない。
お客様はお客様で友達ではないから、別に私の考えを理解しろとも思わない。むしろ私の想いとかどうでもよくてこの場を楽しく過ごしてくれて、楽しく飲んでくれたらそれでいいから。
-きほメンタルの処方せん-
4)わかってほしいと思わない
5)喧嘩で距離は縮まらない
お店での人間関係ってどうですか?
お店の女のコとは円満なほうじゃないかな。やたら愛想が良いわけでもないけどツンツンしてるわけでもなく、毒にも薬にもならないくらいの感じで存在しているので(笑)。関わること自体あんまりないですよね。そもそも相番が少ない。誰かとセットで指名っていうことが少ないので。
でも、ヘルプについてくれたり、自分のお客様の枝についてくれたコには、絶対きちんとお礼は言います。席を抜けるときと改めてその日のうちにと、2回はちゃんとお礼を言う。それがお店での最低限の会話ですね。
学校じゃないし仕事場だし、親密なコミュニケーションは必要ないですよね。深く交流してないから悪口とか言われてたとしても耳に入ってこないです。「言ってましたよ」って言ってくる人もいない。別に言われてても全然いいんですけど(笑)。
そういう謎のお知らせをわざわざしてくる人ってたまにいますけどね。
そういえば水商売を始めてから一度もそういうことないですね。というかそういう経験一度もないかも。考えてみたら女のコと揉めたこともないかもしれない。
それはそれで珍しいかも。
あんまり大勢と関わってないからだと思います。グループの中にいたことはないし、部活もしてこなかったし、高校のときも大学のときもごく限られた人とだけ仲良くしてきたから。だから嫌な人と関わったことがないのかもしれない。関わりを増やせば増やすほど揉める要素って増えるじゃないですか。
-きほメンタルの処方せん-
6)大勢と関わらなくていい
苦手な人でも「関わらざるを得ない」みたいな場面もありますよね。そういうときは?
そういう話はよく聞くけど、それってほんとにそうなのかなって思います。「関わらざるを得ない」って意外とない気がします。そういうものだと思っているだけで、関わらなくていいと思う、別に。
「どうしても仕事で関わらなくちゃいけなくて」ってよく聞くけど、逆になんでだろうって不思議です。「仕事の話だけすればいいんじゃない?」って思うから。
その仕事の話のときにチクチク言われるとか、嫌な感じを出されるとか?
仕事絡みだったら業務に関係あるところと、もっともなとこだけ拾ってあとはスルーでよくないですかね? 嫌味とか混じってても拾わない。負の感情を出してこられても言葉で伝えられない限りはスルーでいいと思う。察しなくていい。仮に言葉にして伝えてこられても仕事に関係なかったら、「ふーん」でいい(笑)。別に受け止めなくていいんじゃないかな?
言われてみれば確かにそうですね。「関わらざるを得ない」と言いながら、関わっていってるのは自分なのかもしれない…。
嫌なこと言われたとしても、その人がそう思ってるってだけだから気にしなくていいですよね♡
職場の人間関係って「こんにちは」って笑顔で挨拶しておけば悪口言われる要素ってない気がする。自分が嫌なことをしなければ。みんな事情はいろいろあるだろうけど、感情的に関わりすぎな面もあるんじゃないかな。もっとドライでいいんですよ。
-きほメンタルの処方せん-
7)「関わらざるを得ない」ことはない
8)業務に関係ない言葉は受け止めない
9)負の感情を拾わない
10)もっとドライでいい
ないと思いますけど、先輩にいわれて渋々アフターに付き合うみたいな、「断りきれず…」っていう場面、きほさんにはありますか?
ないですねwww 嫌だったら迷わず断るし、嫌じゃなかったとしてもあんまり気が進まなかったら断ります。迷うことなく♡
行きたくないアフターに付き合うとか、キャバ嬢あるあるだとは思うけどそれマジで意味わかんないです。何それみたいな(笑)。ファブリックで仲良くしてるコが何人かいますけど、そのコたちに「アフター来て」って頼まれても「ごめん、行けない!」ってはっきり断ります。でもそれで別に関係悪くなったりはしないですよ。
そうなんですよね。それなのに「正当な理由もなく断る」ってことになぜか抵抗を覚えてしまったりして(笑)。
NOが言いにくい場だったら、曖昧ににごすっていうのもありじゃないですか。YESを言わなきゃいい。今度ごはん行こうって言われたら、「あ〜また連絡します」って感じで。それをしれっと繰り返す(笑)。
まあでも、誰かのお願いごとを断って、それで関係が悪くなったとしてもそれはそれで仕方ないですよね。世界中の人から好かれるなんて無理な話なんで。私も、すべての人から好かれようと思ってないですもん。そのほうが気持ちも楽になるし自分らしくいられるじゃないですか。
-きほメンタルの処方せん-
11)断っても死ぬわけじゃない
12)人に好かれるより自分ファースト
Twitterにも書いてましたよね。『みんなに嫌われないよう、批判されないように生きてたら、自分のこと嫌いになるんじゃないかな』って。
そう思ってます。人に好かれても、自分で自分のこと好きになれなかったら不幸ですよね。
極端な話をすれば、叩かれない人って興味が集まってない証拠ですよ。自分より明らかに劣ってて不幸せそうで、何にも恵まれていない人の悪口は誰も言わないじゃないですか。捨てられてるかわいそうな犬を見て「こいつブスだな」って笑う人はいませんよね。
人から何か言われるってことはそれだけ何かを持ってるってことだと思う。言われれば言われるほど「めっちゃ幸せそうに見えてるんだな」って思うんです。だから逆に恵まれてるなと思って周りに感謝して生きてます。
叩けば叩くほどパワーに変えられてしまう!
恵まれててすみませんみたいな(笑)。悪口や批判、身の回りのアンチな人々に対しては、こういうメンタルでいれば何の問題もない!
-きほメンタルの処方せん-
13)アンチがいるのは恵まれている証拠
お客さん選びや人付き合いのスタンスが語られた前編に続き、後編ではキャバ嬢と病みの関係についても言及。夜で病まない“きほメンタル”の強さを掘り下げます。
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