全3回に渡ってお届けする、天乃えまさんの質問箱。「新規の掴み方や接客、メンタル管理」が語られたPart.1に続いて、Part.2となる今回は「営業LINEやブランディング、お仕事マインド」に関する質問をピックアップしました! 売れる道をコツコツ切り拓いてきたえまさんだから語れる具体的なノウハウも満載。一読の価値ありです♡
※本取材は『OVERTURE』卒業前に収録
Q1.店に来るか来ないかわからないお客さん(めっちゃたまに来ます)、そんなお客さんの“賭け同伴”は行きますか?
A.行かないです♡
フリーで一回会っただけの人はもちろん、来るか来ないかわからない人とは同伴しない。指名されたことがあったとしても、なじみが薄いお客さんの場合はきちんと同伴って確定させてから行きます。あまりにもやすやすと同伴していたら軽く見られちゃうし、その後も良い関係は築けないと思うので。
Q2.常連になってもらうにはどんな連絡をしたらいいの?
A.友達に接するようなLINEや電話をしてます♪
それこそ仕事終わりにヒマ電しちゃうような。友達に対するような連絡の仕方をしますね。「聞いて〜!」みたいな。LINEも面白い写真を送るとか。気楽に連絡を取れるような関係にしていきます。逆に毎日連絡取ることもないかも。トピックがあったときとか連絡取りたいときに取る。肩の力を抜いてやり取りするといいと思います。
Q3.ブランディングのコツは?
A.自分の得意なことから考える。
ずっと続けられる得意なことや追求できる部分、自分の特性を見極めて見せ方を考えていくのがいいんじゃないかなと思ってます。
たとえば私だったら毎日出勤することはできるからそこに特化するとか、「親しみやすい」と言われることが多いから大勢の人から愛されるキャラを打ち出していくとか。私がいきなり“高嶺の花”売りのブランディングをしても刺さらないってあると思う。ないもので作り上げると浸透しない気がします(笑)。
Q4.お客様とのLINEで気を付けてることは?
A.語尾のニュアンス。
LINEは顔が見えないから。語尾がちょっと変わるだけで伝わり方のニュアンスも変わってきちゃう。そのへんはちょっと気をつけますね。キツく見えないように絵文字を使うとか。そういう意味でLINEって難しいから電話のほうが好きっちゃ好き。声のトーンとかで伝わるので。
Q5.LINEでいくら話を振っても「はい、そうだね」と終わらせる人への対処法は?
A.いったんやめて忘れた頃にまた送る♪
あまりにも話が広がらないのだとしたら興味がないのかも? あきらめるのも手ですけど、まあまたタイミングで。そういうとき私は、「忘れた頃に掘り返して送ってみる」くらいの気持ちでゆるっと続けますね。
Q6.色恋でお客さんを引くキャバ嬢ってどう思いますか?
A.入り口として全然アリでは?
はじめましてのときは女性として好意を持ってもらうことが入り口になるから色恋は色恋でいいと思う。問題はその後? 口説いてくるお客様をどうかわすかはキャバ嬢の腕の見せどころ。ガチの恋愛感情や期待感に対してどう対処するか。人と人との付き合いにどう持っていくかってところが肝心ですよね。
Q7.色恋を求めるお客さんの対応の仕方は?
A.ノリで返しつつ罪悪感が残る嘘をつかない!
私の場合は「証拠が残る嘘をつかない」ということをルールにしてます。“証拠が残る”というよりは、後々自分の嘘を自分で自覚するような罪悪感が残る嘘はつかない。
たとえば、お客様から「今日店行ったらアフターできる?」とLINEが来たとして、とりあえず「うん行けるよ」と返して来店してもらう。でも、アフターに行ったら面倒臭いことになりそうだから何かしら事情を作って行かない。これってありがちなことだと思うんですけど、「うん行けるよ」と言った文面はLINEにしっかり残っているわけだから、私の中でこれはもう完全なる嘘。これはナシなんです。でも、接客中に「えまちゃん好き!」とか「付き合って」と言われて、「私も好き!」「もう付き合ってるよ」と言うのはノリだからアリ。このニュアンス伝わるかな?(笑)
夢を売る商売だから多少の嘘は折り込み済みだしお客さんをかわすことも仕事のうち。でも、罪悪感が残る嘘をついていると自分が病むから。なるべく嘘を自覚するような場面は少ないほうがメンタルのためにもいいのかなと思ってます。
Q8.自分に自信を持つには?
A.コンプレックスと向き合って改善する一歩を踏み出す!
自信がない状態って気の持ちようだけじゃないんですよね。そこには理由が必ずあって、大元にあるのはコンプレックスなんです。そもそも私、自分にかなり自信がないほうだから、そこはよくわかるんです。コンプレックスが1コ解消するごとに、そこに対しての自信のなさが消えている自分に気づいて。それで「自信がないには理由があるんだな」って実感しました。
自信を持つには自信が持てない理由を見つけだすことがまず先決。「こういう場面で一歩引いちゃうのは何でだろう」「居心地悪く感じるのは何でだろう」って掘り下げていくと自分のコンプレックスがわかってくる。あとはそこを改善していくだけ! 太っていることがコンプレックスだったらダイエットしてヤセるとか、気になる顔のパーツがあるならメイクを研究するとかお金を貯めて整形するとか。売れてないことがコンプレックスだったら売れるための努力をコツコツ続ける。改善するための一歩を踏み出すとそれだけでも気持ちって結構変わりますよ!
Q9.えまちゃんから見て、一条響様はどんな方ですか?
A.オーラが全然違う。カリスマです!
スゴさに関しては皆さんご存知の通りなんですけど、響さんはカッコいいんです。ほんとに! たまに『OVERTURE』にも顔を出してくださったりするんですけど、そうすると一瞬で空気がシャキッと変わるんですよね。怖いとかじゃなくて良い意味での緊張感。背筋がピンと伸びるみたいな。すごいなって思います。
『FOURTY FIVE』の雰囲気ってまさにそれなんです。キリッとした緊張感があってみんなちゃんとガツガツしてるしヤル気に満ち溢れてる。それは響さんの存在によるところも大きいんじゃないかなって感じます。その存在感に憧れますね。
Q10.今までの経験がキャバ嬢に生かされたことはありますか?
A.部活動と10代で不遇時代を経験したことがメンタル面に生かされてる!
学生時代は軟式テニスを6年やっていたんですけど、粘り強さとか毎日努力を続けるっていうメンタル面の強さはその頃に培われたなって思います。それと18歳で芸能を志して上京してからの日々。そこでいろんな苦い思いもしたし、お金もなくてどん底を味わったり…そういう不遇な時期を経験しているから今頑張れるってありますね。しんどいことがあってもちょっとやそっとのことじゃめげないです♡
Q11.大好きです! 次のバースデーの目標はありますか?※取材時はバースデーイベント前
A.また新たな自分をみんなに見せられたらなぁって思ってます♡
Q12.えまちゃんの今の目標は?
A.キャバ嬢としてもっと知名度を上げること!
売上を上げることはもちろん、もっといろんな人に広く存在を知ってもらえるようになることです!
Q13.えまちゃんは生まれ変わってもキャバ嬢を選びますか?
A.それもいいかも♡
考えたことなかった!(笑)改めて考えてみるとどうだろうなぁ。でも、キャバ嬢やってる毎日は楽しいし、ここでしか得られない経験もたくさんさせてもらっているから。来世もキャバ嬢やってもいいなぁ。この仕事好きです♡
Q14.人から「悩みなさそう」って言われたらどう思いますか?
A.超ホメ言葉だと思う。すごく嬉しい♪
「なんか嫌なことあった?」とか「疲れてる?」って聞かれるより全然良いと思う!! 私もよく「えまちゃんは悩みなさそうだね〜」って言われるけど、それだけハッピーオーラを出せてるのかなって思うと嬉しいです。悩みはそれなりにあるけどその気配を出さずにいれてるんだな、よかったよかったって思います。人といるときはハッピー全開でいたいな♪
Q15.どうしたらキラキラオーラ出せますか?
A.常にニコニコしてる♡
生き生きしている人って自然とキラキラして見えるから、いろんなことを楽しんでたらキラキラできるんじゃないかな。とりあえずニコニコしてたら楽しい気持ちにもなりやすいし、周りもニコニコな人が増えて楽しくなるから一石二鳥かな。
Q16.私はうつ病です。そんな落ち込む日々にえまちゃんに元気もらってます! えまちゃんの元気の源はなんですか?
A.元気の源はワンちゃんです!
うつ病…きっとすごくしんどいですよね。私が生きてることで少しでもお役に立てていると思うと何よりですが、あんまり無理しないで。ゆっくりゆっくりで♡
私の元気の源はワンちゃんです。思えば2年前に一匹目のワンちゃんをお迎えして以来、落ち込むことがなくなりました。ワンちゃんの一生は飼い主が与える環境に左右されるじゃないですか。それを考えると私がちゃんとしていなきゃなって思う。出勤するときはいつもワンちゃんたちに「今日も稼いでくるね!」って言ってます(笑)。
Q17.いつも明るく元気なえまちゃん♡ 元気の源は愛犬以外で何でしょうか?
A.プラベの時間を充実させる!
みんな元気の源を求めてる。そして元気の源がワンちゃんだとバレている(笑)。ワンちゃん以外だとプライベートの時間を必ず作ることかな。仕事以外にもいろんなことに目を向ける。たくさんお出掛けしたり友達や家族と会ったり。そういう時間を作るようにしてます。オンオフの切り替えができていると元気でいられるなって思います。
Q18.営業中お客様からの連絡になかなか気づけないのですが、えまさんはどうしていますか?
A.携帯を膝の上に置いてます。
膝の上に置いてるから着信あったら振動で一発でわかります! お客様の前だからバッグにしまっておくっていうコもいるけど…手に持ってたらダメかな? 私はいいと思いますけどね。席で常に携帯いじってるのとは違うので。
Q19.嫌味を言われたときの対処法…。態度に出さず笑顔でかわす方法ないですか?
A.「わざわざ下行ったなぁ」くらいに思ってニッコリ。
嫌味を言う人のほうが人間として一段下がると思っていれば、何を言われても気にならないしニコッとできる。本来、上も下もないんですけどね。上も下もないのにわざわざ自分から下に行く行為をしたなってことで。笑顔でスルーしましょ♪
Q20.おさわりがひどいお客さん、暴言がひどいお客さん、どこまで耐えるべき?
A.傷つけようとする攻撃性を感じたら席を立っていい!
多少癖が強いくらいだったらかわしますけど、あまりにもおさわりがひどいとか、言動が暴力チックなお客様だったら普通に席を立ちます。本当の“痛客”って女のコを傷つけて鬱憤を晴らしたい人たち。それって多分、接客しているほうもわかると思うんです。「この人は仕事上文句の言えない女のコを痛めつけてストレス発散したいんだな」って。だから、そういう気配を察知したら席立っちゃっていいと思います。
私たちは接客というサービスを売る人間であってサンドバッグじゃないので。経験が浅い長いに関わらず自分が不快で耐え切れないと思ったら席を立っていい。女のコを泣かせるような人はお客様じゃないです。それを助けてくれない黒服さんも仲間じゃない。ただ、スタッフの対応も完璧ではないので。自分の尊厳は自分で守る。このスタンスで正解です。もしもそれで後々責められるようだったら、別なお店に移ってもいいと思う!
Q21.お酒が飲めません。飲めないキャバ嬢なりの仕事の仕方ってありますか?
A.それを補って余りある武器が必要。
私は飲むキャバ嬢なので、飲まない接客についての具体的なアドバイスは難しいですね…。有名キャバ嬢さんたちの中にも飲まずに売上を立てている方もいらっしゃいますけど並大抵のことではないと思います。飲めるけど飲まないことで「飲むことに付加価値をつける」というブランディングもあるけど、それは本来は飲めることが前提だったりするし。
どの程度本気でキャバ嬢をやるかにもよりますけど、飲まずに売れたいなら、飲まずとも売れるくらいの自分の武器を見つけて磨いていくことが必要だと思う。メゾンドボーテにもノンアルキャバ嬢で有名な一條りおなさんやメイサさんがいて、コラムでもノンアル営業について語っているので参考にしてみてください!
〜お酒が飲めないコにおすすめコラム〜
・一條りおなさん『ブランディングも必要になる25歳からのキャバ嬢の売れ方♡』
・メイサさん『メイサのコロナバブル!! このご時世に高額ボトルが下りまくるミステリー♡』
Q22.全然お客さんを呼べません…。LINEしても無視されるばかり。
A.呼べない原因を洗い出す!
全然呼べない、LINEも無視されるとしたら、絶対に何か原因はあるはず。私も呼べないことが続いたら全部のやり取りを見返したりスタッフに相談したりして原因を洗い出します。その人に対しての言動や行動、LINEの文面、絵文字の使い方、送っている時間帯…etc。絶対何かあるはずなんですよ。客観視することが大事なので担当さんと一緒に研究するのもおすすめです!
営業LINEやブランディング、お仕事マインドが語られた『質問箱Part.2』に続き、最終回となるPart.3は「売れる見た目や美意識、整形」などなど、えまさんのかわいいの作り方をまとめてお届け! 近日公開ですのでお楽しみに♪
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